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ヤル気のヒキダシ第9回:達成感という報酬

こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。温かい陽気が続いています。ほんとうによい季節になりました。筆者は11,12日と大阪に行ってまいりましたが、街には就活のスーツ姿の若者が目立ちました。汗を拭きながら一休みする彼らがたいへん微笑ましく感じます。2010年の就職戦線は厳しいといわれていますが、彼らにどうかよいご縁がありますように。
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読んでトクする連載特集
          「ヤル気のヒキダシ」

やる気引出しプロデューサー・田辺 晃がお送りする、読んでトクするブログです。あなたのココロにヤル気のヒキダシをつくりましょう。
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第9回:達成感という報酬

 前回は、ヤル気を出すために「ご褒美を楽しみにする」という方法をご紹介しました。しかしご褒美は物質的なものとは限りません。達成感を味合うことや周りの人から承認をもらうなど自己尊厳欲求を満たしてあげることも報酬足りえるのです。

 F.ハーズバーグというアメリカの臨床心理学者は、仕事における満足度は、達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進」などによって上がるとし、これらを動機付け要因と呼びました。そして「給与」は少ないと不満足感を与えるが、多いからといって満足度を上げることにつながらない衛生要因の一つとしています。つまり物質的なご褒美よりも精神的なご褒美をもらった方が、満足度はあがるということになります。

 さて、以上はものごとを成し遂げたあとのことですが、これから物事に取り掛かろうというときにはどうでしょうか。やはり達成感や承認はヤル気をあげることになるのでしょうか。

 答えはYesなのですが、それはどうしてなのでしょう。

 それは、物事をやり遂げた状況を想像することから始まります。それをやり遂げると、どんないいことがあるのか、何がどう変わるのか、自分に何をもたらすのか、そのようなことを想像して、それが脳内に快感を引き起こし、ヤル気のホルモンであるドーパミンが放出され、ヤル気がでてくるというプロセスが起こるのです。ここで重要なことは、普通このプロセスが無意識のうちに行われるのですが、このプロセスを積極的に起こすことにより、ヤル気をより強化することができるということです。つまりセルフコーチングで次のような質問を自分に問いかけます。

・欲しい結果は具体的に何ですか?
・それを成し遂げると、どんないいことが起こりますか?
・それを具体的に表現するとどんなことですか?
・そのとき自分はどう感じていますか?(どんな風景が見えますか?、何が聞こえますか?、体にはどんな感覚を感じていますか?)
・その結果を手に入れることは、どんな意味がありますか?
・では始めに何からやりますか?


あるいは人から質問してもらうのもいいでしょう。気持ちのよい感覚が体中に広がり、おどろくほどヤル気がアップすることが体感できると思います。ワクワクして体が震える自分がいることでしょう。

 精神的なご褒美を積極的にぶら下げてみましょう。そのパワーは驚くほど強力です。

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○○会社になにがなんでも就職したいという、憧れに近い気持ちがあったとしても、悲壮感があると就活は苦しくなります。やはり合格した後の快感を想像してご褒美にすると、就活も楽しいのではないでしょうか。




 
by atanabe-coach | 2009-04-12 00:58
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