カーナビでは先に広域地図が見たいのです

こんにちは、やる気引出しプロデューサーの田辺晃です。

 前2回にわたって優位感覚に関しての事例を紹介しましたが、優位感覚について大切なこと(私が優位感覚の学習を通して得たこと)は以下になります。

・人が外部情報に反応する感覚系の感度は、人によりそれぞれ違っている。どの感覚系が優れているということはなく、それはその人の個性である。

・優位感覚系は大きく次の4つに分けられる。人毎に優位な感覚があるが、それは一つとは限らず、複数からなっている場合もある。

・人は往々にして、自分の優位な感覚を基準として考えることがあり、それが他人を理解することを妨げる。また他人に自分の基準を押し付けることがある。この考え方は危険である。

・相手の優位感覚系を推察して、それに合わせたコミュニケーションを意識することで、相互理解が進む場合が多々ある。



では、具体的に優位感覚別の特徴はどのようなものなのかを見てみましょう。

優位感覚別の特徴

聴覚系:耳から入る音に敏感
 自分で考えを独り言で口に出すことが多い
 話をするとき、相手の声のトーンによって理解度がかわる
 周囲の騒音が気になり、集中を妨げる

言語感覚系:言葉や文章の意味に敏感
 話の筋や言葉の意味合いにこだわる
 ものごとの目的や意義がはっきりしないと入っていけない
 行動する前にまず考えてみる

触覚系:肌や体で感じる感覚に敏感である
 細かな説明よりも体の感覚で理解する
 擬音語や擬態語を良く使う
 とりあえずやってみて体で覚えることを好む

視覚系:目から入る映像に敏感
 図解やフローチャートを好む
 よくメモをとる
 全体像をまず把握しないとおちつかない
 


 ここで、具体的な理解を助けるために、目的地への道順を伝えられる場合に理解しやすい方法で考えてみました。

聴覚系:曲がるところを逐次言葉で説明されると理解しやすい
 ⇒まずこの道をまっすぐ100mほど行って、そこを左に曲がって・・・ 

言語感覚系:まず全体を俯瞰できる言葉で説明されると理解しやすい
 ⇒目的地はここから北に500mくらいのところにあります。まっすぐ行く道路はなく、東に行ってから北に行き、さらに西に行くというルートになります。つまり・・・

触覚系:曲がるところの詳細図や目印を順番に並べて示されると理解しやすい
 ⇒1番目、2番目・・の曲がり角と目印の図

視覚系:全体が俯瞰できる地図で示されると理解しやすい
 ⇒全体が見わたせる地図


 イメージがわいたでしょうか。それぞれの感覚系に適した方法で伝えられない場合は、おそらく頭の中で、情報を適した方法に修正していると思います。(たとえば視覚系の人が言葉で伝えられた場合、頭の中で、全体地図を描いているとか。)

 私は視覚系が高く、次に言語感覚系が高いと思っています。それでカーナビで目的地を設定した場合でも、画面を広域にして出発地と目的地の位置関係を道順を見たくなるのです。皆さんは、カーナビのどんな情報が自分にすんなり入ってきますか? 個人個人にあわせて情報の伝え方を設定できるカーナビがあればいいと思います。

 次回は、人の優位感覚の見分け方と、対応の仕方のポイントについてみてみます。
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by atanabe-coach | 2009-12-08 12:57
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