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目標を持つということPartII1 目標達成を強固にする方法

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 2007年6月17日の週に、「目標を持つということ」というテーマで記事を掲載しました。今週はこのテーマについてもう少し考えてみたいと思います。まず本日は目標達成に向けて意思を強固にする方法についてです。

 前回の記事では、目標達成の重要なポイントとして達成した時のイメージをもつことを挙げました。これは目標達成についての自分の意識、意欲を高めるのに非常に有効な方法です。画像は言語にくらべて大変多くの情報を含んでおり、これが私たちの行動を促します。したがって、イメージはできるだけ詳細に細部まで作る方が効果的なのです。音やにおいや温度などにもこだわりましょう。また達成時のイメージに限らず、達成するための行動計画が実施できているイメージ、つまり目標達成に向けての過程を含めることも有効です。(体重減が目標なら、毎日30分ずつ確実にウォーキングしている様子など)

 ここで、イメージとしては、頭の中で想像するものだけでなく現実に存在するの物も含まれます。達成した場合に使うことになるであろう物を先に入手して目に見えるところにおいておくとか、達成した時に連絡する人のリストを準備して壁にはっておくとかもその対象として考えられます。
(なお、これらをコーチングではビジュアライゼーションといっています。)

 また目標設定においては極力数値化することが有効です。体重減なら○kgを○月末までに達成とか、人脈を増やすのなら××人を×月までとかです。そしてそのために、毎月△kg減とか□人増とかの小目標が決まります。顧客獲得のために毎週1件ニュースレターを出すなどいうのは、目標達成するための行動レベルの数値化になります。


 さて、目標達成を強固にする方法はこれ以外にもあります。目標は達成した時点で終わるのではなく、その次の行動や目標が必ず発生します。目標を達成して初めてこれらを考えていると、ぽっかりと抜けた時間が発生します。目標達成の過程が過酷であれば、エネルギーが燃え尽きて、次の行動が起こせなくなるリスクもあります。したがって、現在の目標を達成した後に何を行うのかとか、次は何を目標にするのかを意識することが対策として考えられます。厳しく感じられるかもしれませんが、そうではなく今の目標でさえも、人生においては通り抜けていく過程であって、終点ではないのです。

 目標設定を強固にするもう一つの方法は、ゴールの高さをより高く設定するというものです。顧客獲得目標が10人なら20人にしてみる、利益増10%なら30%にしてみるとかいったものです。目標に適正値があってそれを増やすことができないのなら、それを達成する期間を短くすることも考えられます。(ただし体重減10kgを25kgという設定や、4ヶ月で10kg減を1ヶ月で達成などという決め方には賛同できません。体重減には適正値があって過度な目標の引き上げは有害です。) この方法には、達成するための方法を根本から見直してみるという行動を促す効果があります。自分からはなかなかできない厳しい方法です。こんなときにコーチングは役に立ちます。なお、ビジネスの場においてはこの方法は、社内活性化には非常に有効な方法です。

 以上2つの方法は、ともに最初に設定した目標を低く見せ、達成をより容易にするという効用があります。

 明日は目標を持つ効用を考えます。

<写真は、砂の中で孵化後、表に這い出てきたウミガメの赤ちゃんたち。一箇所に100匹程度います。(写真の下のカメさんがたくさんいるところが這い出てきた地点です。) どうして方向が分かるのか不思議ですが、波打ち際に這っていきます。(写真の上の方が波打ち際です。) 時は夕方、海鳥がかっさらっていきにくい時刻です。サンガラキ インドネシア>
by atanabe-coach | 2007-09-24 23:43
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