電子メール考1 メールのない日

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 あるコンサルタントの先生が指導している大手企業の人たちに言ったそうです。メールのない日を作ることを社長に提案しましょうかと。この方は何を言いたかったかというと、メールに頼った情報伝達によって仕事がうまく流れていないことを快く思っていず、もっと心の通ったコミュニケーションをやれよ、ということなのです。

 現在では多くの会社に電子メールが導入され、大手企業では社内メールシステムが導入されています。社内電子メールシステムを通じて毎日膨大な伝達事項が流されています。多くの相手に効率よく伝達するのに電子メールは確かに便利です。瞬時に届き、電話のように相手と時間を合わせる必要がありませんし、文書も残ります。

 一方、日々やってくる膨大な電子メールに追われて、電子メールを読みこなせば、あるいは転送すればそれで終わりと思っていがちになることも多いと思います。このような使い方の中で、往々にして目の前に座っている人にメールを送って済ますことも多いのではないでしょうか。

 メラビアンの法則というものがあります。これは、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であるといわれているものです。これによると、言語情報だけの電子メールより聴覚情報の伴う電話や、視覚情報が伴う面談の方が意思伝達しやすいが容易という仮説が導けます。ちょっと考えても、うなずけるのではないでしょうか。

 一昔前は電子メールはありませんでした。重要事項は印刷して送ったり、その上で電話したり、面談したりしていました。今はこの面談で伝える、ということがほとんど行われいないように思えます。電子メールを送って安心しておくと、あとで痛い目にあうこともあるかもしれません。

 重要事項であればあるほど、電話や面談も併用することが推奨されます。けっして電子メールだけで済ましてはいけないということです。


<写真は、ナブコ島遠景。周囲500mもない島、コテージだけがある。周囲はサンゴ礁。 @ナブコ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-11-20 00:18
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