上司がんばれ  部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第7回:部下と話す心がけ


f0142717_14774.jpg
 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。


第7回:部下と話す心がけ

上司のあなたは部下と話をする時に、どんなことを心がけていますか。ちょっと考えてください。漠然とした質問なのでどう考えていいか分からないですか。では例示してみました。

1.仕事の方向性・・・については次のどちらに近いですか。
1-a.自分の考えを刷り込みたい、自分の考えを話そう
1-b.部下がどんなことを考えているかを知りたい、まず聞いてみよう

2.部下の仕事のアイデア・・・については次のどちらに近いですか。
2-a.部下の仕事のアイデアはどんなだろう、いっちょアドバイスしてやろう。
2-b.部下の仕事のアイデアはどんなだろう、いいところをみつけてやろう。

3.部下のやる気が見えないとき・・・については次のどちらに近いですか。
3-a.やる気が感じられないようなら、ちょっとハッパをかけよう、強いことも言ってやろう。
3-b.やる気が感じられないようなら、なにが障害になっているのかを探すように促そう、どうすればできるのか考えさせよう。


 皆様はいかがでしょうか。筆者は各項目でbを選びたいと思います。上司とは、つい自分ばかりがしゃべってしまう、自分の方法を押し付ける、部下の粗探しをする生き物です。bを心がけていてもaになってしまい勝ちで、一方的にしゃべって一方的に終わってしまう、部下のアイデアにケチをつけて、いいところを見ようしない、このように結果としてなってしまうことが多いのです。

 管理職のコミュニケーション研修などで、あなたは相手の話を聞いていますかと聞くと、聞いていますと答える人を実際に観察しますと、8割はその人のほうがしゃべっているということも珍しくありません。

 部下に話させる、部下の話を聞く、部下の考えを尊重し、よいところを探す、これくらいに考えていて丁度バランスが取れるのではないかと筆者は思うのです。

<悠々と泳ぐサメ、サメは結構ダイバーに人気があるのです。怖い人食いサメではありません。 @ナブコ インドネシア>
[PR]
by atanabe-coach | 2007-12-06 01:49
←menu