上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第9回:上司が伝えるべきことは

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

第9回:上司が伝えるべきことは

 上司が部下に伝えるべきことはなんでしょうか。社内のIT基盤が整備され、e-mailで情報が瞬時に、多くの人に伝えることができるようになりましたが、やはり部下は上司に比べて入手できる情報が限られます。それを伝えるのが上司の役割だと思います。さらに、外からきた情報だけでなく、上司が考えていることを伝えることも大切です。ちょっと思いつくままに列挙してみましょう。

 ・上位方針、上位からの指示などの上位情報
 ・業績などの会社の状況
 ・他部門の動きなど情報
 ・マーケットやコンペティターなどの外部情報
 ・自職場のビジョンやミッション、方針などの未来情報
 ・これらに対する自分なりの考え
 ・自職場の業績や人材育成、環境整備などの目標
 ・自職場の抱える問題への対応方法
 ・自職場の将来
 ・上司自身の夢
 ・部下に対する期待


 結構たくさんあります。これらの情報を全て完全に話せるだけの準備をすることは容易ではないと思います。しかしこれらの情報を、部下にわかる言葉で伝える役割があるということを普段から意識し、考え、準備しておくことは必要なことと思います。上司としての意識付けにも役に立ちます。このバックグラウンドを持っておくことにより自分の軸ができ、部下との会話の時に心の余裕も生まれます。

 ただ伝えるタイミングや、伝える程度はケースバイケースでの判断が必要ですし、部下に話せないことや話さない方がいいこともあります。しかし上司がこれらを語ってくれることを部下は待っており、語ってくれるとそのことに感謝し、部下自身も触発され、エンカレッジされることでしょう。

 上司は部下に対して思いを語る。このことにより上司を頼もしく思い、安心して付いて来てくれると思うのです。


<写真 水深7~8mの場所のサンゴ @ナブコ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-12-10 00:12
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