上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第19回:褒めの達人、山本五十六

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。
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第19回:褒めの達人、山本五十六

 昨日は、日本の上司がなぜ褒めることができないかを考えてみましたが、実は褒めることの重要性は、かなり昔から言われています。有名な山本五十六元帥の言葉があります。

 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

 有名な言葉なので、ご存知の方も多いと思います。さて、この山本五十六元帥の言葉には続きがあるそうです。

 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」

 「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」 

 ここまで知っている人は少ないですね。この言葉の中には、「話し合い」つまり「対話」、「耳を傾け」つまり「傾聴」、「承認」、「任せる」つまり「委任」、また「感謝」、「信頼」という言葉が入っています。これはコーチングのキーワードのオンパレードですね。60年以上も前にこんな言葉を言っていた人がいたのです。上下関係が非常に明確かつ厳格で、上の言うことは絶対服従の軍隊組織の人が唱えていたのですから驚きます。

 相手を承認するから感謝するし、信頼もする。また承認するから褒めもする。承認とは相手を褒める行動が起こる基礎なのです。ここが分かっていると褒めることがべんちゃらだとか、威厳が損なわれるとかにはつながらないと思います。60年以上も前の大日本帝国海軍軍人が言っていたのですから威厳はかえってあるのだと思いましょう。

 昨日の山本五十六元帥の言葉を、典型的なダメ上司を想定してパロディを作ってみますした。

 「やっても見せず、言うだけ言って、ほっぽって、怒るだけじゃあ人は動かじ。」

 あなたはどちらの上司になりますか。

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<写真、貝をバリバリ喰うゴマモンガラ 顎が非常に発達していて、なんでも噛み砕きます。機嫌が悪いとダイバーにも噛み付こうとしてきます。 ナブコ@インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-12-25 00:19
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