上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第24回:質問のタイプ

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。
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第24回:質問のタイプ

 昨日の質問しように続いて今日は質問の種類についてみていきます。スキル編になります。

 質問の形態を分けてみるとどのようになるでしょう。よく言われるのはクローズドクエスチョンオープンクエスチョンです。クローズドクエスチョンとはイエス・ノーで答えられる質問で、オープンクエスチョンとは相手が自由に答えられる質問です。一般的にはオープンな質問をしなさいということが言われますが、場合によってはクローズドな質問のほうがよい時もあります。ではどのようにつかいわけたらいいでしょうか。ものの本によると次のようになっています。

 クローズドクエスチョンがよい場合:事実を明らかにさせたい場合。相手の決断を促したりコミットメントをとりたい場合。時間がなく話を早く進める必要がある場合。注意点は、相手の思考が広がらないことや相手に詰問のように感じさせてしまいがちなことです。

 例)「そのときあなたはこのように考えていたのですね。」
   「それは明日までにやれますか。」


 オープンクエスチョンがよい場合:相手によく考えてもらいたい時。時間に余裕があればこちらが推奨されます。

 例)「そのときあなたは何を考えていましたか。」
   「それを明日までにやりとげるめに必要なものは何ですか。」


 ここまではご存知の方も多いと思います。次にオープンクエスチョンの中は、限定質問拡大質問に分けることができます。たとえ5W1Hの疑問詞を使っても、答えが限定的であるか、そうでないかで分けられるのです。なおクローズドクエスチョン限定質問の中に入ります。

 限定質問:Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)と聞くと、答えは限定的で、思考は広がりにくいといえます。反面、相手が気づきを得た後などで、アクションプランを質問するときには、相手のコミットメントを得やすい質問といえます。

 例)「だれにあなたは自分のアイデアを伝えたのですか」
   「その課題が完成するのは何時の予定ですか。」


拡大質問:What(なにが)、Why(なぜ)、How(どのように)と聞くと、一言では答えにくい質問となります。質問された相手は、しっかりと自分で考えなければなりません。発見や気づきを促す質問といえます。

 例)「何が問題になっていますか。」 
   「なぜそのケースでは成功したのだと思いますか。」
   「どのようにすれば、その課題を明日までに完成できますか。」


 以上のように質問はそのタイプがいくつかのグループに分類されます。どのタイプにも一長一短がありますが、一般的な使い方の順序はその目的とともに、次のように考えられます。

 1.オープンクエスチョン(拡大)・・・相手に考えさせる。気づきを与える。
 2.オープンクエスチョン(限定)・・・相手にアクションプランを考えさせる。
 3.クローズドクエスチョン・・・相手にしっかりコミットメントをとる。


 質問のタイプと特徴を知って使い分けることにより、質問がよりパワーアップします。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-01-09 00:49
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