上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第26回:視点を替える質問

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第26回:視点を替える質問

 第23回の上司がんばれで、会話の中に質問を挟みこむ目的として次の3項目を挙げました。

 ・問題をはっきりさせる
 ・気づきやひらめきを促す
 ・知識やスキルを棚卸しさせる

さて、これらの目的を達成する過程として、相手がいままでにない新しい視点で考えることが重要です。その視点自体も相手が自ら気づいてくれればいいのですが、それが出来ない場合もあります。そのような時は視点を替えることを目的とする質問をしてみましょう。

 では、視点を替える質問としてはどんなものが考えられるでしょうか。

①視点を3Dで替えてみる。 
 ・横から別の人が君のプレゼン見ていてどのように見えると思う?
 ・接客したお客さんから見て君の行動はどう写ったと思う?
 ・君が今悩んでいることを日本上空から見たらどう写るかな?
 ・君のお客様への説明をこの部屋の斜め上から見ているとしたらどんな感じかな?


②視点を時間軸で替えてみる。
 ・君が苦しい事をやり遂げたあの時のことを思うと、今の問題はどう思える?
 ・確かにこのプロジェクトは難しいけど、これを乗り越えた3年後の君から、今のきみにアドバイスするとしたらなんと言うかな? 


③資源の制約を取り除く。
 ・そうか、いまはできないのか。ではどれくらいの時間が十分なの?
 ・そうか、いまは時間がないのか。では君がいう時間がある時というのは何時か来るの?


④制約条件を作ってみる。
 ・この案件が半年に成果が出なければプロジェクトが解散になるとしたらどう考える?
 ・あと自分がこの職場に1年しかいないとするとなにをする?



 このようにダイレクトに視点を替える質問をしてあげると、結構はっとしますよね。このような視点を替えさせる質問はけっこうインパクトがあります。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-01-15 00:22
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