上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第28回:減点主義より、加点主義で

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第28回:減点主義より、加点主義で

 大抵のケースで、上司は部下より仕事の経験が長く、そのスキルも上回っていると思います。したがって上司が自分の仕事のレベルや上司の若かりしころの姿を基準にして部下を見ると当然不足しているところが目に付きます。また期待する部下像を頭に描いていて、これを基準にしても物足りなく思えるでしょう。このような場合、多くは仕事のやり方やその成果に対しての欠けている点、不足している点に焦点が当たります。また仕事と直接関係なくても、勤務態度、挨拶、話の受け答えや元気のよさとかが気になる場合もあります。これは上司が価値をおく人間像、社会人像を基準としていることが原因です。

 上司と部下の関係ですから、このようなケースでは当然部下が良い方向に行くようにいろいろと指導することは上司の責任です。しかしながら、部下が期待水準に届かなかった場合に、その部下が劣っていると必要以上に考えない方がよいと思います。部下も人なのですから、個性をもっており、能力やキャラクターも人それぞれです。そんな部下をまず肯定し、そこから引き上げるのが自分の役目だと思いましょう。なんども同じ失敗もするかもしれませんが、そのときは自分のやり方がわるかったのかもしれないと自責で考えることも必要です。失敗した時はなにが悪かったのか、どうすればよかったのか、次回同じ状況ではどう振舞うのかなどを理性的に話し合いましょう。また上司であるあなたの期待を伝えましょう。スポーツのゲームと思えば良いかもしれません。

 その一方で、その部下の優れている面とか、以前はできなかったのに今はできるようになったところなどを積極的に探して、そこを伸ばしていくという発想をすることも忘れてはいけません。部下のよいところを見つけてそれを生かす仕事のスタイルを模索する方が部下が伸びる可能性が高く、楽しいように思えます。筆者の経験ではこちらを気にかける上司は大変少ないように感じます。人のアラは目に付きやすいけど、良いところはなかなか目に付かないものなのです。しかしそこにこそ気づいて取り組めば成果もより早く大きく出るようなるでしょう。

 部下を減点主義で見るより加点主義で見たほうが部下が伸びる可能性が高まります。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-01-21 00:39
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