上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第29回:部下の強みを見つけよう

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第29回:部下の強みを見つけよう

 「ったく、うちの連中は全然ダメだ。」とか「ほんとにあいつはなっていないよなあ。」とか嘆く上司を見かけます。前回ブログにも書いたようにアラとか欠点とか不足点とかはすぐに目につきます。ほんとうにあなたの部署のスタッフはなっていないのでしょうか。人によっては、部下と面談したり、評価する時のために、失敗事例とかヘマやった事例などをメモしている人もいます。上司とはほんとうに部下のアラに敏感な生き物です。

 さて、どんな人にも良い点とか強みがあるということについては一般論として反対する人はいないでしょう。では、あなたは部下の強みを見つける努力をしていますか。部下の強みに対しても敏感な感受性をもっていますか。部下の成功事例、うまくいかせるパターン、良いと思える特質についてもメモをしているでしょうか。筆者は上司であれば、それぞれの部下の強みを5つ以上あげることが出来るべきだと思っています。

 ところで、強みとは、辞書では、得意なこと・長所・優れているところなどという説明であり、また一般的には、その人が比較的よくとる思考や行動のパターンのうち、よいまたは正しいと評価されるものであるとしています。しかし、よい、悪いは状況によって変わってきますので、もう少し間口を広げて、「いい・悪いの評価を加えない、その人の思考・行動パターン」を強みと言おうと、あるコーチングのテキストでは述べています。これは考えようによっては欠点さえも、生かし方によっては長所になりえるということでしょう。そしてその延長上にその人の優れた潜在能力が潜んでいるとしています。よってこの強みを見つけてそこを伸ばすという育成方法が有効といえます。

 人の強みは、なかなか自分では分かりません。その人にとってはごく自然にできていてあたりまえとしか思っていなかったことが、意外と他人から見ると強みの場合もあるのです。よって上司は部下の強みを探し、それを積極的に部下に伝えましょう。こうして部下と強みを共有し、それを生かす仕事のやり方も一緒に考えていくとまた新たな可能性が開けると思います。

部下の強みを見つけることは、上司の仕事の一部と考えましょう。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-01-23 00:31
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