上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第32回:アクティブリスニング

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第32回:アクティブリスニング

 いままで部下との聴く話すということについて、いくつかの点を見てきました。その基本はアクティブリスニング(積極的傾聴)にあります。今日はアクティブリスニングにおけるポイントをおさらいしてみます。参考にしたのは、ディスカバー・トゥエンティワンから出ている、伊藤守氏著の「コーチングマネジメント」という本にあるものです。これにはアクティブリスニングの重要ポイントとして以下のような点が記載されています。

 1.時間をとる
 2.相手を尊重する
 3.話しやすい環境を作る
 4.さえぎらずに最後まで聞く
 5.判断しない
 6.自分が理解しているか時々確認する
 7.客観的になる
 8.肯定的なノンバーバルメッセージを出す
 9.沈黙を大切にする



 これらの点は、このブログでもたびたび書いてきたことです。もう少し筆者の言葉で大きくまとめて書いてみますと次のようになります。

 1.部下との会話にもそれなりの時間を確保すること、それほど重要なものである
 2.部下の存在自体を認め、尊重すること
 3.話はきちんと集中して聞くこと、その間は余計なことを考えないこと、聞いているよということを態度で示すこと
 4.言葉だけでなく、ノンバーバルなものにも注意して真意をつかむように努力すること、沈黙も意味のあるものと考えること



 そして次のようなことは、部下を話しづらくさせますので、意識して取らないようにしましょう。

 1.攻撃的な態度
 2.自分が優位に立とうとする態度
 3.心を通わせない雰囲気
 4.偉そうな態度
 5.神経質な振る舞い

これらは、自分が反対の立場になったと考えてみれば納得いきますよね。
 

 以上、アクティブリスニングのポイントをまとめてみました。あたらしいスキルを身につける学習のサイクルは次のように言われています。 
 1.できないことを知らない
 2.できないことを知る
 3.意識的にできるようになる
 4.無意識的にできるようになる

言うは易し、行うは難しですが、なにか一つずつでも意識して実践していきましょう。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-02-06 01:02
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