上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第33回:上司の心得とは

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第33回:上司の心得とは

 前回はアクティブリスニングのポイントを見てみましたが、このような態度は小手先で付くものではありません。やはり自分が上司(管理職)としてどういう考え方をしていくのかが基本にあります。部下に信頼され、部下がこの上司ならと思ってくれるようになるには、上司自身が人間力を高めていくことが大切です。

 ちょっと古い記事ですが、週間ダイヤモンド2007/4/21号に、管理職の心得10か条というのが載っていましたので、ご紹介します。


 管理職の心得10か条

 1.誰もが認める得意分野を持つ
 2.人間としての基本的なことを守る
 3.双方向の多様なコミュニケーションを取る
 4.未知の分野にチャレンジし続ける
 5.変化をいとわず、柔軟な対応を心がける
 6.肩書きに頼らず、裸の自分を出す
 7.弱点は隠さず、カバーしてもらう度量を持つ
 8.部下を育てようと思わず、育つものと心得る
 9.部下の成功、出世の手助けをする
10.仕事を部下に任せる。責任は自らが取る


 つまり、自分の得意分野をつくりさらに強化するように自分を磨きつつも、自然体で自分の弱みを率直に出して、部下にカバーを頼む度量を持ち、部下の存在自体を尊重して、部下の幸福を祈り、成功をサポートしていくという態度が望まれるのです。

 筆者は最近、モチベーション、やる気、元気というようなテーマで講演活動をやっている人の講演をいくつか聞いていますが、共通するのは単なる成功譚ではなく、苦労や自分の弱点も含めて、自己開示をしている講演内容に対して、聴衆は共感を覚えて、その人のサポーターになるように感じています。上司も同じだと思います。あまり肩肘はらずに自分をさらけ出して部下の共感を得る、それを見て部下も自己開示をしてそこに意識共有関係ができ、一緒によい仕事ができていくという気がしています。

 自己開示なんて、弱みを見せるなんてできない、部下に示しが付かないと恐れる必要はありません。そこは自分の得意分野や人間力が勝負となるのです。それなくして自己開示もなく、指示命令で来る上司に対して、部下は口先で従っても、内心は心が離れ、ひょっとすると見下げられているかも知れません。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-02-08 00:14
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