上司がんばれ 部下と向きあうコミュニケーションのヒント 第35回:上司の不満

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 現在の上司はプレイングマネージャーが多いと思います。短期的業績目標達成を求められる状況の中で、部下の育成という観点での行動が抜けていたりまたそれ自体に気がついていない上司も方もおられるように見えます。部下を育て、頼もしい人材にするために、上司に求められる行動要件をまとめてみました。連載でお送りします。

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第35回:上司の不満

 前回に続いて、週間ダイヤモンド2007/4/21号の特集「上司の不満、部下のホンネ」から、本日は上司(部下を持つ役職者)への調査結果をご紹介します。


 まず、役職者の職場での悩みを2つまで聞くと、
 1位:仕事量の多さ 39.8%
 2位:仕事の難しさ 29.1%
 3位:自分の業績・評価 28.2%
 4位:上司との関係 21.8%
 5位:部下との関係 16.3%
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と、部下との関係で悩んでいる上司は思ったより少ないようです。つぎに不満に感じる部下がいるか聞いたところ、有りが63.1%にもなっています。不満はあっても、悩むまでは行っていないというより、もっと悩むことが他にあるということなのでしょう。現在の上司は部下に対していろいろ悩むことも出来ないくらい大変なんだ、とあらためて感じます。

 次に部下に対してどういう不満があるか聞いたところ
 1位:仕事に対する姿勢 48.1%
 2位:ビジネス能力全般 17.4%
 3位:コミュニケーション力 11.0%
 4位:人間性 9.7%
 5位:上司に対する姿勢 7.7%
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となっており、問題社員の存在をうかがわせます。

 部下に対する不満にどう対応したかを聞くと
 1位:日常会話の中でその部下に直接話す 62.9%
 2位:指導時間を設けてその部下に直接話す 26.5%
 3位:何もしない 7.7%
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となっています。さすがに直接言うが9割程度います。その一方で何もしない人は7.7%もいます。上司の役割にはもとる行為といえましょうが、あるいはもう見放してしまっているのかもしれません。

 対応するとした人にその結果を聞くと
 1位:改善あるいは改善努力をした 54.9%
 2位:表面的には従うが改善しようという態度が見られない 34.9%
 3位:無視あるいは反抗的な態度を示した 5.3%
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となっています。無視、反抗的、改善がみられないとした割合が4割程度もあります。なぜそうなったのかその理由を聞くと
 1位:性格などその部下に問題がある 47.5%
 2位:上司である自分に指導力不足などの問題がある 22.4%
 3位:今日の若者に共通する問題である 17.3%
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自分の指導力不足を感じている方が2割もいる一方、部下本人あるいは今日の若者の問題とする回答が65%もあります。 「管理職の心得10か条」の大切さが分かっておれば、もう少し自責の回答が多くなるのではないかと思います。

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写真は以下のサイトより引用させていただきました。
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by atanabe-coach | 2008-02-13 00:38
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