サブテキストの威力

f0142717_14363328.jpg

 7月22日のブログでご紹介した、平野秀典さんの新刊「感動の億万長者 30のルール」の中に、読んでから1ヶ月半以上たった今も脳裏から離れない、目からウロコの記述がありました。これはやはり皆様にご紹介しないわけにはいきません。今日はそのことについて書いてみます。

 それは「感動長者は声に出さないセリフを持っている」という節です。映画や演劇では、実際に話すセリフの前に、声に出さずに心の中でセリフを話すという手法があり、これを「サブテキスト」と呼ぶのだそうです。(著者の平野さんは、以前は演劇をやっていた方ですので、このような知見があるのです。) その例が出ています。

A ただ単に 「海だ」 というセリフを読む場合
B 前にサブテキストをつけてみて (碧く輝く)「海だ」 と読む場合


上のAとBを実際にやってみましょう。
  ・
  ・
  ・
私もやってみて、AとBでは声のトーンが違いました。Bの場合は「海だ」というセリフに実感が120%こもったような気がします。皆さん、やってみていかがですか。碧く輝く海に感動した気持ちが出ると思いませんか。


 この例に続いて、接客においてサブテキストを使う例が出ています。

A 「いらっしゃいませ」
B1 (今日はようこそ) 「いらっしゃいませ」
B2 (わざわざ当店へ) 「いらっしゃいませ」


どうでしょう、やはり声のトーンが違いませんか。B1の場合は、お客様を元気にお迎えする気持ち、B2の場合は、お客様に感謝する気持ちが出るように感じます。

そして「ありがとうござます」や「かしこまりました」についてもサブテキストをつけてみようと続きます。では私もこれらについて考えて見ましょう。

A 「ありがとうございます」
B1 (今日はどうも) 「ありがとうございます」
B2 (お買いいただいて) 「ありがとうございます」


A 「かしこまりました」
B1 (ご要望) 「かしこまりました」
B2 (・・・・) 「かしこまりました」
 皆さんはB2には何を入れますか?


 コミュニケーションの分野の話では、言葉だけではなく、「声のトーン」や「しぐさ」に聞き耳を立てよということがいわれます。このように「声のトーン」は意思伝達に大きな役割を果たすのですが、実際に声に出す言葉の前に「サブテキスト」をつけるだけで「声のトーン」がガラッと変わることは、大いに驚きでした。たいへん勉強になりました。

(平野さん、こんなにいいことを教えていただいて)「ありがとうございました」

------------------------------------------------------
<写真の説明>イソギンチャクに隠れるクマノミの幼魚、体長2cm。(9月7日山口県日本海側の相島にて)  筆者の接写レンズのないプアーなカメラでも、画素数を大きくして撮影し、拡大するとこんなにかわいく撮れました。たまたまピントとシャッターチャンスがピッタシ合ったのがラッキーでした。ダイビングショップの「かりゆし」さんでもHPに採用です。
[PR]
by atanabe-coach | 2008-09-15 16:13
←menu