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 昨日まで書いてきたように、確固とした目標を設定するためには、以下のような方法がありました。

・願望から目標に引き上げる
・目標を数値化する
・目標のイメージを作る(ビジュアライゼーション)
・目標の次を考える
・目標を引き上げる
・目標の意味付けを考える


これらを、自分ひとり考えることはなかなか難しいでしょう。考えがまとまらないということと、「目標の次」や「引き上げ」や「意味づけ」は、他の人から問いかけられないと発想もできないのではないでしょうか。筆者はここにコーチングの有効さを見出すのです。経験深く、優秀なコーチなら30分ほどのセッションでこれらを明確にしてくれるはずです。筆者もコーチングに携わっていますが、よいものに出会えたと思っています。

 さて、今週は目標を持つということについて、もう一度考えてみました。この原稿を書きながら、「目標なしでは生きていけない」という言葉が浮かんできました。あれ、どこかできいたことあるぞ、そうかレイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」の中で主人公である私立探偵フィリップ・マーローが言う言葉、「男はタフでなければ生きていけない。 やさしくなければ生きていく資格がない。」(はずかしながらネットで調べないと分かりませんでした。便利ですねネットは。)これだ。

 あるコーチングのエキスパートは「フィードバックなしでは生きていけない」といっていました(9月21日のブログ参照)が、私にとっては「目標なしでは生きていけない」の方が共感します。と、こうなればフレーズの後半も考えなければなりません。


  目標なしでは生きていけない。
  自分に正直でなければ生きていく資格がない。
 


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<写真上:モンガラカワハギ 体長30cm、写真下:アカククリ 体長25cm @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-28 00:45
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 昨日は、だれもがもつ願望を言語化し、イメージ化して明確な目標として設定した方が人生得になるという、少々僭越な話をしてしまいました。

 このような自分の願望から発した目標は、その人が望むことですからその人にとっての意味付けははっきりしているように思えます。でも果たしてそうでしょうか。「金がほしい」という願望から、「○○万円を作る」という目標を設定したのなら、その得たお金が、その人とってどういう意味を持つのかまで考えることが大切だと思います。

 ましてや、仕事上の目標が会社の目標から来たものであるケースなどでは、その個人の目標がその人に対してどういう意味を持つのかを十分に掘り下げておく必要があります。そこが不十分だと、達成に向かう過程の中で心がくじけたり、達成後にこんなはずじゃなかったということになるかもしれません。

・売上げ上げたけど、会社が儲かっただけじゃないか。
・資格を取得したけど、そのあとどうしたらいいのかわからない。
・本を読んで勉強したけど、それが何だ。
・減量成功、そのあとまだ減量を続ける気になっているけどそれでいいの?
・車買ったけど、それでどうしよう。


 さて、意味づけを考えるには、9月25日の「目標を持つということPartII 1」で記載した、「現在の目標を達成した後に何を行うのかとか、次は何を目標にするのかを意識すること」が有効でしょう。ここをきちんと丁寧に考えていくことで、目標設定のその人に対する意味づけがはっきりすると思います。

 「何をするか」と「何のためにするのか」をセットで考えることが重要なのですね。


<写真はアヤコショウダイ 体長40cm @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-27 00:48

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 目標を持つことは、その人にとってどのような効用があるでしょうか、今日はそれを考えて見ましょう。

 日常生活ではいろいろなことがあります。自分の心のエネルギーも高い時や低い時があります。自分の意見がとおらなかったり、他人にいろいろ言われたり、ガマンすることも多々あります。山本五十六元帥の「苦しいこともあるだろう、云い度いこともあるだろう。不満なこともあるだろう。泣き度いこともあるだろう。これらをじつとこらえていくのが男の修行である。」(2007年8月1日のブログ参照ください)が身にしみる思いをすることもあります。(女性の方も同じですよね、すみません)
 
 さて、目標を心に持っておくとどうでしょうか。このようなことがあっても自分をしっかり保つことができるのではないでしょうか。確固とした目標であればあるほど、周囲からの批判、雑音に振り回されることがなくなるように思えます。もちろんありがたいフィードバックは受け入れる必要がありますが、目標をしっかり持っておけば、フィードバックも受け入れやすいのではないでしょうか。目標をしっかり持つという効用はこのような感情面で非常に有効と思います。

 また、当然目標を持って意識しておけば、回りの情報から目標に関するものを拾い出す機会が増え、チャンスが広がります。目標へ向かう過程でのつらい行動も乗り越えられるでしょう、さらにそれが楽しみにさえなるかもしれません。

 以上のように目標を持っていた方が、人生を強く明るく楽しく生きることができるように思います。人は皆なにかしらの願望は必ず持っているものです。それを言葉にし、イメージにし、確固とした目標という明確な形にする、この手続きを付けくわえることで、人生で得することができる・・・と思うのです。


<写真はハナミノカサゴ体長25cm、手前が口です。 @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-26 00:15
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 2007年6月17日の週に、「目標を持つということ」というテーマで記事を掲載しました。今週はこのテーマについてもう少し考えてみたいと思います。まず本日は目標達成に向けて意思を強固にする方法についてです。

 前回の記事では、目標達成の重要なポイントとして達成した時のイメージをもつことを挙げました。これは目標達成についての自分の意識、意欲を高めるのに非常に有効な方法です。画像は言語にくらべて大変多くの情報を含んでおり、これが私たちの行動を促します。したがって、イメージはできるだけ詳細に細部まで作る方が効果的なのです。音やにおいや温度などにもこだわりましょう。また達成時のイメージに限らず、達成するための行動計画が実施できているイメージ、つまり目標達成に向けての過程を含めることも有効です。(体重減が目標なら、毎日30分ずつ確実にウォーキングしている様子など)

 ここで、イメージとしては、頭の中で想像するものだけでなく現実に存在するの物も含まれます。達成した場合に使うことになるであろう物を先に入手して目に見えるところにおいておくとか、達成した時に連絡する人のリストを準備して壁にはっておくとかもその対象として考えられます。
(なお、これらをコーチングではビジュアライゼーションといっています。)

 また目標設定においては極力数値化することが有効です。体重減なら○kgを○月末までに達成とか、人脈を増やすのなら××人を×月までとかです。そしてそのために、毎月△kg減とか□人増とかの小目標が決まります。顧客獲得のために毎週1件ニュースレターを出すなどいうのは、目標達成するための行動レベルの数値化になります。


 さて、目標達成を強固にする方法はこれ以外にもあります。目標は達成した時点で終わるのではなく、その次の行動や目標が必ず発生します。目標を達成して初めてこれらを考えていると、ぽっかりと抜けた時間が発生します。目標達成の過程が過酷であれば、エネルギーが燃え尽きて、次の行動が起こせなくなるリスクもあります。したがって、現在の目標を達成した後に何を行うのかとか、次は何を目標にするのかを意識することが対策として考えられます。厳しく感じられるかもしれませんが、そうではなく今の目標でさえも、人生においては通り抜けていく過程であって、終点ではないのです。

 目標設定を強固にするもう一つの方法は、ゴールの高さをより高く設定するというものです。顧客獲得目標が10人なら20人にしてみる、利益増10%なら30%にしてみるとかいったものです。目標に適正値があってそれを増やすことができないのなら、それを達成する期間を短くすることも考えられます。(ただし体重減10kgを25kgという設定や、4ヶ月で10kg減を1ヶ月で達成などという決め方には賛同できません。体重減には適正値があって過度な目標の引き上げは有害です。) この方法には、達成するための方法を根本から見直してみるという行動を促す効果があります。自分からはなかなかできない厳しい方法です。こんなときにコーチングは役に立ちます。なお、ビジネスの場においてはこの方法は、社内活性化には非常に有効な方法です。

 以上2つの方法は、ともに最初に設定した目標を低く見せ、達成をより容易にするという効用があります。

 明日は目標を持つ効用を考えます。

<写真は、砂の中で孵化後、表に這い出てきたウミガメの赤ちゃんたち。一箇所に100匹程度います。(写真の下のカメさんがたくさんいるところが這い出てきた地点です。) どうして方向が分かるのか不思議ですが、波打ち際に這っていきます。(写真の上の方が波打ち際です。) 時は夕方、海鳥がかっさらっていきにくい時刻です。サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-24 23:43
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 筆者は自分でいうのもなんですが、比較的謙虚に他の人の意見は受け入れる方です。アナライザーで外的基準が強いのでそうなのです。とはいっても他人からいろいろ言われることは、実は心の中に何か殻のような物があり、これが傷つくようで好きではありませんでした。フィードバックを受けそうな場面が予想されると、その前から気にしていたと思います。これを「プレショック」といいます。フィードバックを受けてやはり多少のショックを受けることはありますが、それは自分が成長するためのショックです。ところがプレショックはなんの役にも立ちません。気にするだけ損です。

 筆者がコーチングを始めて、Iメッセージの使い方を覚え、またコーチングの勉強をする中で、フィードバックを受け入れる心構えができてきたと思います。上述の心の殻も少しずつ取れてきたと思います。コーチングの達人の中にはフィードバックなしでは生きてゆけないとまで豪語する人もいます。筆者はまだまだそこまで達観できていませんが、最近はだいぶ抵抗が消えてきたように思えています。むしろフィードバックをもらうことが楽しみであるとまで言える心境には到達したいです。こうなれば当然プレショックもありません。

 フィードバックを広辞苑の説明の通りに批評・評価・判断なしに相手に伝え、もらった人も素直に受け取り、自分の判断で取り入れていく、こういう方法が世間一般に広まればいいと思います。
 
 いくつか重要な点を書き落としましたので、追記します。いくらIメッセージで伝えるといっても、やはり伝える条件は大切です。
・フィードバックを伝える必要性があること
・相手がそれを受け入れて自らが変えることができること(背が低いといわれてもどうしようもありません)
・適切なタイミングを見計らうこと
・プラスのフィードバックを先にいい、マイナスのフィードバックを後に言う

などに注意しましょう。

<写真はサザナミヤッコ 体長30cm @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-21 00:36
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 昨日のフィードバックの種類をおさらいします。話し手が壁の時計をしきりに見ながらしゃべっていたとします。

世間一般式フィードバック
・(あなたは)話しながらしきりに時間を気にしていましたね。

コーチング式:客観的事実を伝える
・(あなたは)話しながら壁の時計をしきりに見ていましたよ。

コーチング式:主観的事実を伝える
・(私には)あなたが話しながら時間をしきりに気にしているように思えました。


 ここで、これらを比較してみましょう。まず世間一般式フィードバックは、決め付けれらたような気がしますね。一方、コーチング式では、そのような感じはせず、フィードバックを受ける人の心理的抵抗が少ないように思えます。更に同じ現象に対して、主観的事実の方が、客観的事実に比べて、判断に踏み込んでいますが、あくまで私が感じたことという事実を話すという形をとっています。それでも世間一般式に比べるとずっと受け入れやすいと思いませんか。実質的には同じことを言っているのに、コーチング式主観的事実伝達は、それを受けた人が、「ああ、そうだった、そのように思われたんだ。」と受け入れやすいという効果があります。

 そして、コーチング式の客観的事実の伝達で用いた、「(あなたは)・・・・であった」という形を、「Youメッセージ」といいます。また主観的事実の伝達で用いた、「(私は)・・・・と感じた(思った、見えた)」を、「Iメッセージ」といいます。コーチングでは、客観的事実は「Youメッセージ」で、主観的事実は「Iメッセージ」で伝えるのが定石となっています。
 
 さて、コーチングをやっている時ではなくても、世間一般式のフィードバックから、コーチング式のIメッセージに変えてみませんか。同じことを伝えられて、相手に受け入れてもらいやすい形です。もちろん時には相手がショックを受けるようなことを伝える必要がある場合もあります。それがその人のためならあえて伝えることが必要です。その場合でもこのスキルは役に立ちます。

<写真は、筆写の眼前3mをゆうゆうと泳ぎ過ぎるマンタ(オニイトマキエイ) 体幅3m @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-20 00:38
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 昨日は、世間一般ではフィードバックという言葉に、批判・評価・判断の要素が入って使われることが多いということを述べました。ところが、コーチングではフィードバックを広辞苑の説明そのままに、事実情報のみを返すという意味で使います。そして、フィードバックを、ゴールに向かってすすみ目標を達成する上で、その方向や方法を修正するための重要な情報として大変重要視しています。このとき、事実情報のみを返すので、それを受けた人が受け入れやすく、それをどう判断するかは受けた人によるのです。

 さて、コーチングでは、コミュニケーションが大テーマですから、当然フィードバックの対象も、コミュニケーションがメインの対象になります。コミュニケーションにおけるフィードバックとは、その人が外界に向けて伝えていることをその人に返すことを言います。ここで外界に向けて伝えていることというのは、言葉で伝えていることだけではありません。コミュニケーションとは、言葉で(バーバル)だけ伝達するものではなく、言葉以外で(ノンバーバル)つまりその人の声、抑揚、しぐさ、態度、行動、背後の感情などで伝えているものを含みます。したがって、その人に関して見えていること、聞こえていることという客観的事実と、その人から感じとった主観的事実の両方が返す対象となりえるのです。そしてそこには批評や判断や評価は入りません。

 分かりにくいと思われますので、例を挙げます。
客観的事実
・話すときにしきりに髪を触っていました。
・話しながら壁の時計をしきりに見ていました。
・予定時間を5分超過しました。
・声が小さく、聞こえにくい時がありました。

主観的事実
・大変楽しそうに話しているように感じられました。
・話しながら時間を気にしているように思えました。
・あまり乗り気でないように思われました。
・話の結論が明確には分かりませんでした。

いかがでしょうか。

 ここで、ちょっと注意いただきたいのは、主観的事実には判断や評価が入っているように思われますが、これはコミュニケーションの相手をした私が「感じたこと」という事実なのです。私が感じたのが事実であって、その現象そのものが事実かどうかには言及していません。それをどう判断するかはフィードバックを受けた人にゆだねられるのです。フィードバックは、傷つけるためではなく相手に反映してもらいたいからこそ返すもの、そうであれば相手が受け入れやすい形で返すほうがいいですね。


<写真はチョウチョウコショウダイ、体長40cm、 @サンガラキ インドネシア>
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by atanabe-coach | 2007-09-19 00:53
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 あなたは、自分の行動に対して、他の人にフィードバックをもらったことがあるでしょうか。どういう状況でもらったのでしょうか。そのときのご自身の受け入れやすさはどうだったでしょうか。どんな気分がしましたか。その場が過ぎ去ってから、あなたは何をし、何を思いましたか。全体的にプラスの感情(嬉しさ、楽しさ、積極性)を伴った経験であったのか、マイナスの感情(悲しさ、怒り、消極性)を伴った経験であったのか、どちらでしょか。

 おそらく、マイナスの感情を伴ったものであったという回答が多いと思われます。それはなぜですか。
・自分が批判されたり、非難されているように感じた。
・自分がうすうす気にしていたことをずばり言われた。
・他人に自分が評価された、それも良くない方向に。
・自分を評価されてカッコ悪かった。
・言われたことは事実かもしれないが、反発した心から受け入れにくかった。
・同様に、積極的に行動に反映しようとは思いにくかった。

というようなことを感想に持つ方が多いようです。筆者もフィードバックを受けることは、心に傷を負うようで大変苦しく思っていました。

 さて、この「フィードバック」という言葉は日常よく聞く言葉ですが、どういう意味でしょうか。広辞苑によると「電気回路で出力の一部が入力側にもどり、それによって出力が増大または減少すること。また一般に、結果に含まれる情報を原因に反映させ、調節を図ること。帰還。食貴(ヘンが食にツクリが貴いでできた一字)還。」となっています。軍事用語では「砲弾の着弾点が目標からどれくらいすれているかを射手に伝えること」といわれています。

 世間で一般的にフィードバックというときは、結果に含まれる情報を原因に反映させ、調節を図ることという、広辞苑の2番目の説明がぴったりきます。ここで、この説明では出力側では情報の加工を一切せずに、入力側が調節する事ということに留意してください。ところが、世間一般で使う場合は結果を受けた側が、評価したり判断したりした結果を返すという意味が強いのではないでしょうか。この点でフィードバックという言葉が、本来の意味合いを変容させて使用されていることに気がつきます。

 冒頭で、それを受けた時の感情をお聞きしたフィードバックとは、実は相手からの評価や批判、判断のことだったのです。コーチングではフィードバックを重視しますが、果たしてこのように受け入れにくいものなのででしょうか。それは明日・・・。


<筆者が以前インドネシアに赴任していた時、方々の海で潜りました。カリマンタンの東に浮かぶカポポサンという小さな島でのダイビングの写真を、しばらくの間お送りします。写真は夜産卵後海に帰るウミガメ。推定年齢30歳。甲羅長1m。>
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by atanabe-coach | 2007-09-18 01:03
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 エグゼクティブコーチングというものがあります。経営者や会社社長、役員の方々をクライアントとしたコーチングのことです。このような方々は、コミュニケーションタイプ分け(*)をするとコントローラーやプロモーターの方が多いと推測され、そもそもあまり人に相談するなどという発想は少ないと思われます。またビジネスの現場では、ご自分でビシビシと意思決定をして、リーダーシップを発揮して回りを引っ張っていく役回りなのですから、周囲の人に何かを相談するという行動様式も、もともとないものとも思われます。
(*)タイプ分けについては、8月27日付けの弊ブログを参照ください。

 しかし、精神的なストレスはかなり大きいことが推測されます。また迷うことも多々あるでしょう。精神面からは愚痴を聞いたり、相談できる人がいればいいのですが、エグゼクティブはそのような行動は嫌うかもしれません。

 そこでコーチという存在の価値が出てきます。プロのコーチにコーチングをしてもらう。基本的にはコーチは中立ですので、クライアントが欲すればしばらく愚痴を聞いてもらってもいいのです。そのうち的確な質問が返されて、視点が変わって心が楽になったり、ビジネスに立ち向かう勇気が出てきたりすることでしょう。またコーチングは気づき与え、行動を促すものですから、新たな発想を得たり、決断を後押ししてくれたりして、会社の経営にプラスの影響を与えます。以上のことから経営者はホームドクターならぬホームコーチをつけることが推奨されます。(ただし、求められれば経営的なアドバイスのできるコンサルタントの素養がコーチには必要になります。でなければ任に耐えられません。)

 一昨日安部総理が辞任を表明しました。報道によると肉体的疲労、精神的ストレスとも大きくしばらく入院が必要とのこと。このタイミングでの辞任には誰しも首を傾げますが、一方でここまでが肉体的精神的限界だっったのでしょう。そこで筆者は、総理大臣にもコーチがついていればどうだっただろうかと思いました。(ポリティシャン・コーチングとでも言うのでしょうか) 日ごろからコーチングを受けていれば、ここまで追い込まれることもなかったのではないでしょうか。よい成果を上げて活躍を続けているか、もっと周囲から惜しまれて潔く辞任している姿が浮かびます。
(ポリティシャン・コーチングというものがある場合、コーチを派閥に取り込む動きも出てくるかもしれませんが、プロコーチはあくまで裏方で中立であることは当然のことです。)

 もっと世の中にコーチングが普及することを願っています。

<写真は、バリ デンパサール クタの海岸から見た夕焼け>
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by atanabe-coach | 2007-09-14 00:40
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 昨日のブログで触れた中小企業診断士の研修でのこと、演習の時間に一緒のグループになった方々のうち、発言が全て否定から始まる方がいらっしゃいました。演習のテーマは、ある老舗温泉旅館の経営革新でした。問題の中に、「経営者の意図はなにか」とか、「経営の課題と改善策は何か」などがありました。その方のご意見は、「経営者の意図はわからない」とか、改善案に対しては、「それは難しいでしょう」などといわれていました。結構ご活躍されているプロコンの方でした。

 これで筆者はあることを思い出しました。それはコーチングのテキストに出てくる「マッチャー」と「ミスマッチャー」というタイプ分けの仕方です。後者は相違点を探す傾向の人で、聞かれると自動的に「ノー」というプログラムを持っているタイプです。間違いが許されないような経理、法務、品質管理などの職業で求められるタイプです。前者は相似点を探す傾向の人で、基本的に「イエス」というタイプです。

 コーチやコンサルタントなどは人を相手とする職業です。それも相手に希望を与える、勇気付ける、行動を促すなどの前向きの影響を及ぼす価値感を持つものです。であれば、「マッチャー」であることが望まれます。「ミスマッチャー」のコンサルタントは果たしてやっていけるのかと思いました。しかしコンサルタントは提案の質とか、人脈の駆使とか、実行力など結果によりつながる部分がコーチよりも重要なわけですから、ミスマッチャーでもいいのか、かえってスキのない提案ができたり、威厳が増したりというメリットもあるのか、とも思いました。結局その方は何が売りでやってらっしゃるのか、興味を覚えた次第でした。

 筆者もどちらかといえばミスマッチャーの傾向があったのですが、コーチングに出会い、コミュニケーションを学習していくうちに、マッチャーに変わってきたように思えます。こちらのほうがやっててクライアントさんと一緒になって楽しめます。とは言うもののコンサルの提案の質は確保するのは当然の責務です。今後もマッチャーのコーチ、コンサルタントで行こうと思います。
 
<写真は、沈船リバティ号を根城にする巨大ハタ 体調1.2m@トランベン バリ>
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by atanabe-coach | 2007-09-13 00:24
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