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 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。九州北部は昨日から大雨が降っています。つい先日までは水不足が心配されていたのに、皮肉なものです。亡くなった方も出ています。被害が大きくならないことを祈ります。
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読んでトクする連載特集
          「ヤル気のヒキダシ」

やる気引出しプロデューサー・田辺 晃がお送りする、読んでトクするブログです。あなたのココロにヤル気のヒキダシをつくりましょう。
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第21回:視点を自分の上に置く

 あなたは自分の家族のために命を投げ出せますか?
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 いきなり、なんだ、この質問は・・・と驚かれたと思います。突然申し訳ありません。たとえば強盗が自宅に入った、家族がつかまりそう。そんな時、あなたが一家の主人であったなら、家族をかばいますか。子供がライオンに襲われる。そんな時、あなたがその子の父親(母親)なら、子供の前に立ちはだかって、子供をかばいますか。

 結構こわいシーンなので、100%の自信はないとしても、私だったらかばうと思います。自分の家族を守るのは、自分の務めであり、使命であり、定めであるという思いが心の中にあるからです。このようなシビアなケースでなくても、家族のためなら多少ムリをしよう、がんばろうという気になると思います。全ての人がそうとはいいませんが、これは筆者個人だけでなく大多数の人に当てはまるのではないでしょうか。

 このようなことは家族に対してだけでしょうか。家族を守るということは子孫を守るという本能からきているところもあるかもしれません。しかし家族以外に守るもの、仕えるものをもっている人の場合はどうでしょう。たとえば、沈み行く船と運命を共にする船長(子供のころ読んだ本にあったなつかしいストーリーです。) 日本の国民と国土を守るために死んでいった兵士の方々(筆者は軍国主義を賛美しているわけではありません。)・・・いささかエキセントリックな例示になりましたが、人間は、「誰かのため」「何かのため」という思いを持ったときに、勇気や力が出、行動も起こす、ということを申し上げたかったのです。

・・・ちょっと変な例ですね。もう少しわかりやすい例としては・・・
・子供たちが待っているから、この日曜日も朝起きしてグランドへ向かう(リトルリーグの監督)
・お客様が楽しみに待っていてくれるから、今日も配達する取次ぎに伺う(クリーニングの取次ぎ業)

 このクリーニングの方は、筆者が実際に知っている方です。十数年ご家庭を回ってクリーニングの取り付きをしておられますが、おばちゃんやおばあちゃんが待っていてくれて、いろんな話をしたり相談に乗ったりするのだそうです。心のセンタク屋さんなのです。

 さて、ロバートディルツという先生が「ニューロロジカルレベル」という概念を提唱しています。これは、人が変化を起こしたり、学習をしていく際の心理的な階層構造を表したものです。(あるサイトに簡単に紹介されていますので、ここで説明するよりそちらをみていただきたく、ここにリンクを張っておきます。) 最上位レベルに「スピリチュアル」という階層があり、これは自分を超えるものという位置づけです。この中には下位から「市場」「社会」「地球」「宇宙」と書かれていますが、「家族」や「地域社会」「チーム・仲間」「会社」なども入れることができるでしょう。そして人間はこことつながっている感覚をもてた時に強くなれるのです。上記の例はこれに該当します。

 自分が何かをやりたいと思うとき、その意味づけや目的を考えると、強いモチベーションが沸きます。それにとどまらず、そのことにより自分が関係する相手における意味づけを考えてみる、そしてそこまで行って、その地点から自分を振り返って、目的を再定義する。 すると、さらに強いモチベーションが勇気とともに沸いてくるのです。

 それはだれのためにやるのか?・・・自分を超えたレベルから自分を見ることにより、勇気とヤル気がでてきます。

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 昨日は関東方面で、中堅社員の皆さん約20名にチームマネジメントの研修をやってきました。部下や後輩との効果的なコンタクトの仕方(コミュニケーション方法が主体)を中心テーマにゲームやロールプレーなど体験型の内容でした。受講者の皆さんは、入社数年目~管理職になる前のレベルの方々で、初めてこのような知識に触れた方も多く、たいへん参考になった、よかったという好評をいただき、うれしく思いっています。
 いい話を聞いた、で終わらないように、12月まで引っ張れる目標設定を仕込みましたが、この試みが功を奏すことが願いです。

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by atanabe-coach | 2009-07-25 11:27
 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。今回は7月11日に福岡市で開催されました講演の感想を中心に報告します。
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特別編:感動のディズニーマジック
 7月11日に日本コーチ協会福岡支部主催の講演、本場フロリダのウォルトディズニーワールドで、ディズニーの経営哲学を学ばれ実践された上田比呂志氏による「ディズニーマジックを伝授~ディズニーが教えてくれた感動のホスピタリティ、感動させる顧客満足がリピーターを呼び続けます。『魔法の王国の種と仕掛け』」を聞かせていただいてきました。お話の中に従業員のヤル気を引き出す話がたくさん含まれておりましたので、そのあたりに絞ってご紹介いたします。(上田氏の体験に根ざした力強いお話のほんの一部ですが、お伝えしないよりマシでしょう。)

 アメリカのディズニーワールドのレストランでは、係りが細かく分かれているそうです。その中にお客様が帰った後を片づけるバスボーイという係がありました。上田氏が見ておられたジャパンパビリオンでは、お客様と接する係には日本人を配していたものの、お客様と接しないバスボーイはベトナムの方にやってもらっていました。ベトナムの方は柔和であまり物事を主張しない性格の方が多いのですが、ジャパンパビリオンのバスボーイたちも、そのように寡黙で黙々と仕事をしていたということです。ただ上田氏には彼らが意味合いもわからず作業をこなしているように見えたのだそうです。現実的にも仕事がうまく回らずいろんなトラブルがあったようです。このような状況では、定着もしにくでしょうし、周囲にもいい影響を与えないでしょう。
 なぜ彼らは他の従業員のようにイキイキと仕事をしないのだろう、と考えた上田氏は、まず彼らにレストラン全体のしくみや仕事の流れを説明し、そして彼らの日々の働きに大して感謝の気持ちを伝えました。また彼らがお客様と接することがなく、ありがとうということばを掛けてもらっていないことが、喜びを見出せない原因ではないかと考え、他の従業員と相談し、バスボーイ以外の従業員がお客様からいただいた感謝の言葉をバスボーイに伝達するという活動をはじめたのでした。今日はこんなところをお客様がほめてくれたという情報、特にバスボーイの働きが関係するところを主に伝えていくと、バスボーイたちが今日はお客様はなんと言ったかと聴いてくるようになったということです。そして彼らからも周囲にコミュニケーションをとるようになり、周囲も彼らの話を聞くようになり、職場がぐっと明るくなって、それがまたお客様へのサービスの質の向上をもたらしたということでした。
 「黙々作業」が「おもてなし」に変わったのです。人間は皆、他の人を喜ばせることをうれしく思う心をもっています。そしてそこを認めて相手の話を聴いてほめるということが、仕事の好循環を生み出す源なのです。ディズニーのヤル気の法則は「お客様の喜びを皆で分かち合う」ということなのでした。

 ところで、同じ7月11日の午前中にNHKのTVで、筆者の自宅のすぐ近くに本社のある北九州のスーパーで、従業員満足経営で有名な「ハローディ」さんが紹介されていました。(社長の加治氏だけでなく楽天の三木谷浩史氏や東大の伊藤元重先生も出ておられましたので、そこまで全国区になったのかと驚きました。)
 ハローディさんでも従業員をほめる⇒お客さまへのおもてなし意欲が高まる⇒お客さまも楽しさを感じる⇒店が繁盛する、といった好循環が見られます。ちなみにハローディさんは、全国一見学の多いスーパーなんだそうです。「ヤル気になると従業員の顔が輝く」という発言、「ノウハウが盗まれませんか?」という問いに、「いくら見られても真似はできませんから」という答えに16期連続で増収増益で引っ張ってこられた自信が感じられました。

 ディズニーワールドでは40年前から、ハローディさんでは10年以上前から、顧客満足と従業員満足を連結させた経営を行っています。NLP的に言うと、これによって従業員の潜在意識の中で、職場=楽しい場という連結ができているのでしょう。朝会社に行こうとする⇒お客様に喜んでいただけて、あるいは褒められることにより、うれしかった体験を思い出す⇒会社に行くのが楽しいと感じる⇒ヤル気がグーンとアップする⇒仕事の質があがり、自分も達成感や充実感を感じる、という好循環反応が起こっているのです。

 キーワードは「感動」です。今後「感動経営」は業績を上げる企業の条件になってくるのではないでしょうか。一朝一夕にはまねできないものであるだけに、トップが自ら率先して地道に取り組み、企業文化に企業風土にしていくことが求められます。大不況の今こそ、注目すべきキーワードだと思います。

 追伸:筆者が4月に新入社員研修でCS体験研修(内容は省略します)をやったときのこと、研修後のアンケートで、「CS(顧客満足)とは」という問いに、一人の新入社員が「お客様の喜びを分けていただく活動」と定義していたことを思い出しました。名言です。新入社員に教えられました。


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 今日は長文になってしまいました。最後までお読みくださりありがとうございました。最後に最近筆者に起こったうれしいことを報告させてください。

 筆者の自宅にプリウスが来ました。4月中旬に注文して3ヶ月弱待ちました。以前の車は15年間乗ったレガシーで愛着もありました。しかし、最近ちょっと調子も悪くなったので、エコカー減税や補助金もあったので思い切ったのです。

 加速はあまりよくないんだろうと思っていたら、アクセル踏み込むと結構行きます。でもプリウスは跳ばさないカッコよさをもった車、ギンギンの走りは似合いません。

 事前の印象はインテリジェンス感とか、エコロジカルで控えめな運転だとか、そんなものをもっていたのですが、いざ触れてみると、ゴージャスでグラマラスというか豊穣な雰囲気も十分持っています。(なんせ、現物を見ずに注文してしまったので。) 両方の気持ちを満たせてもらえてとても満足しています。

 そしてプリウスをきっかけに家族とガレージを整備したりして、家族との絆もプリウスをきっかけとしてより深まりました。販売店のセールスの方も一生懸命やってくれ、誠意も十分感じました。

 車と人とのいいめぐり合いに大いに感謝しています。ナンバーは2525にしました。「ニコニコ」でゴロがいいです。自己紹介のネタにつかおうと思っています。

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by atanabe-coach | 2009-07-13 01:38
 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。昨日から今日にかけて九州地方に豪雨が降りました。一時は傘も役に立たない振りよう、出勤でずぶぬれの状態でした。北九州市民球場で予定されていたソフトバンクvsオリックスのゲームも中止となってちょっとがっかりですが、当地方ではダムが枯れそうな地域もあっただけに恵みの雨、感謝の気持ちで受け止めましょう。
 では今日もお楽しみください。

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第20回:メタ目標を持つ
 メタ目標って何?と大概の方は思われるでしょう。あまり耳にしない言葉ですよね。Wikipediaによるとメタ(meta-)とは、「高次な―」「超―」「―間の」「―を含んだ」「―の後ろの」等の意味の接頭語でギリシャ語から来ているとのことですが、筆者が勉強しているNLP(神経言語プログラミング)ではよくメタ○○という表現がでてきます。

 メタ目標とは目標の向こうにある目標、つまり今の目標のさらに向こうにある目標という意味です。これには意味が2通り考えられます。1つはその目標のより高次の目標(例:今の目標・・・ベンツを買う、メタ目標・・・ベンツに乗るというステイタスを手に入れる)、もう1つはその目標を達成したあと更に未来の目標(例:今の目標・・・TOEIC800点を取る、メタ目標・・・半年後に外国で現地の人と英語で支障なくビジネスする)

 いずれにしても、自分の目標を立てるときに、メタな目標まで思いを馳せようというのが本日のお勧めです。この連載(ヤル気の引出し)では、再三目標を具体的に描くこと、そしてそれを達成した状況を五感に感じながら思い描くことが、ヤル気を出すことに役立つとお伝えしています。そのときに、メタ目標についても同じように具体的に描き、達成した状況を思い浮かべて見ましょう。

 当面の目標を達成することの、自分にとっての意味は何なのか、あるいはその目標を達成した後に、自分は何を望んでいるのかを自分の心に問いかけてみましょう。そして、それを達成した状況(何が見えるか、何が聞こえるか)を思い描いてみて言葉にし、体がどう感じるかを観察します。このとき多くの方が、体が軽くなった心が広がる感じがするワクワクするなどとおっしゃいます。快感とつながって、ドーパミンがジャブジャブといった状態です。

 そしてこの後が肝心なのです。一旦メタ目標を心の中で達成した後には、最初に持っていた目標はとても小さく見えて、より達成しやすいように思えてしまいます。さらに、一刻も早くそれに近づく行動に出たくなってウズウズすることを経験するでしょう。考えるだけでも心が振るえませんか。

 メタ目標が達成意欲をさらに引き上げます。

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 もう7月、2009年も折り返しに来てしまいました。皆さんにはどんな半年でしたでしょうか。1年で振り返るよりも半年で振り返ったほうが、実りのある年になるのではないかと思いつつ、筆者は今までなかなか実行できませんでした。今度の週末は年初の目標の振り返りとメタ目標を思い描くことにします。
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by atanabe-coach | 2009-07-01 23:34
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