<   2009年 11月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 皆さんは、何かを覚えるときどうやって覚えますか。
 ①声に出して覚える。
 ②自分なりにまとめて文章にして覚える。
 ③とにかく試してみたり、何度も字を書いて覚える。
 ④紙に図解を描いて色分けしたりして覚える。

 今回は、人が学習する際に、どんな感覚を使って進めたら効果的かということについて、一つの考え方をご紹介します。


 ところで、以前こんなことがありました。私が千葉に住んでいたころ、その地のスポーツクラブのスタジオプログラムでストリートダンスのクラスに入ったときのことです。インストラクターが曲に合わせてフリを教えてくれるのですが、それが1小節ずつ小刻みに進めていくのです。1時間たって8
小節くらい進んだでしょうか、その日はそれで終わりで、次は来週ということでした。

 そのとき私は、とても大きなフラストレーションを感じたのです。全体がどのような動きのダンスなのか、そしてヘタッピな私たちではなく、インストラクターが全体を通して踊るとどのようにカッコいいのか、どんな雰囲気なのか、それが知りたくてたまらなかったのです。全体はこんな感じのダンスで、今ここをやっている、そしてその雰囲気はこのようなもの・・・といったことがわからないと、霧の中を手を曳かれて進んでいるようで、なにか居心地が悪かったのです。

 ですからそのクラスが終わってからインストラクターに、全体を通してまずインストラクターが踊って手本を見せてほしい、そうでないとイメージが沸かないと伝えました。私としては、もっともと思われる理由があるので、快諾してもらえると思っていたところ、彼は「それはできません。私が先に踊ると、みなそれに引きずられて個性がでないのです。」と答えました。自分たちはまだ初心者なのに個性もなにもないよなあ、と思いながらもそれ以上は要求しませんでした。

 そして、つぎに北九州に引っ越して、別のスポーツクラブに入ってストリートダンス系のクラスに入ったところ、やはりクラスの進め方は上と同じでした。ふーん、ダンスする人たちはこのように進めるのだろうなと、それがしきたりなのだろうとあきらめたのです。

 さて、その後コーチングの勉強を進める中で、ああ、そうなのかと思い当ることがありました。それは「学習スタイルにおける優位感覚」というものです。それは4つに分けられるのです。冒頭のものごとの覚え方の例がその4つにあたり、それぞれ
 ①聴覚系
 ②言語感覚系
 ③触覚系
 ④視覚系

の説明になっています。

 私は、バリバリの視覚系なので、目に見える形にすることを好みます。
 ・人の話はよくメモをとる
 ・全体像を図形で示したり、一覧できる形にまとめる
 ・表現にグラフや図形を多用する
 ・イメージという言葉をよく使う

これが視覚系の特徴です。なので、ストリートダンスのクラスの時に、全体像やイメージが欲しかったのです。

 一方、ダンスをする人は、ダンスというものの特性上、触覚系が多いのではないでしょうか。触覚系は
 ・自分の感覚が第一
 ・とにかく体を動かす、感じて覚える
 ・理屈や説明は後回し

という特徴を持ちます。ダンスをする人たちが全部触覚系はないとしても、多くを占めているとしたら、ダンス界の教え方は、まず一つずつやってみるという形になったのではないでしょうか。あくまで仮説ですが、妙に納得がいきました。

 人の優位感覚はそれぞれなのです。そのときは、まずやってみるというやり方になかなかなじめませんでしたが、今は理解できます。一方人の優位感覚はさまざまであり、相手の優位感覚にあわせた接し方が望ましいという認識がもっと広まればいいと考えている次第です。こんなことは学校では習わないのですよね。


 長くなりましたので今回はこの辺にしますが、次回はピアノの先生で、生徒の子供さんの優位感覚にあわせて効果的に教えていらっしゃる方の例をご紹介します。
[PR]
by atanabe-coach | 2009-11-23 23:58
 11月11日に、北九州市社会福祉協議会ボランティア大学校様と市民センターが連携して開催している「地域支援ボランティア研修」の中で「自分で描く自分のページ」というセミナーを担当させていただきました。参加者のモチベーションアップを狙ったものであったため、そのような内容の話とワークを進め、今まで蓄積してきたものを今後は地域社会に恩返しをして役立てよう、といった話をさせていただいたのです。そして最後にニックブイチッチさんのインターネット動画で締めくくりました。何度見てもこの動画には大きなインパクトがあります。このときも大いに感動をもらいました。



 実は3ヶ月ほど前、彼のYou Tube動画を初めて見て、私は大変大きな衝撃を受けました。彼は生まれつき手足がなく、絶望に襲われながらもしっかり学問を修め、現在は動画にあるような活動をしています。この使命感の偉大さはすばらしい、これはぜひ周りの人たちにお伝えしなければならいと思い、そのとき以来、研修の中でご紹介しようと思っていたのです。

 なぜなら、私はいくつかの研修の中で、NLPでいうニューロロジカルレベル(学びと気づきの階層モデル)の話をよくするのですが、そこでは自分を越えた目的を持つと人間大いに頑張れるということを強調してきました。ニックブイチッチさんの動画はそのことを、私のスケールを越えて訴えてくれているものだったからです。そしてそのとき以来、ニックブイチッチさんは世界で最も使命感に燃えている人として、ずっと私の心に刻まれているのです。


 ところがもう一人そんな方を心に刻む出来事がありました。


 11月14日から1泊で、所属している勉強会の研修旅行で長崎に、14日は原爆資料館を平和案内人というボランティアの方々の説明で回り、15日に被爆者の方の体験講話をいただいたのです。原爆資料館ではその悲惨さの説明をいただきましたが、展示の中で背中一面を熱線で焼かれてただれた16歳の少年のうつ伏せ姿の写真がありました。とても印象に残る写真でした。

 そして15日の被爆者体験講話には、なんとその写真のご本人、谷口稜曄(たにぐち・すみてる)さん においでいただけたのです。80歳になられる谷口さんはお歳のせいか、言葉が若干明瞭ではないところがありましたが、体験者にしか語れない、いろんなご苦労をお話してくださいました。それはもう私なんかがこんなところに記載するのもおこがましく感じられるほど、生々しくビシビシと私の心に伝わってきました。肉体的苦痛に死んだほうがいいと何度も思ったのだそうです。内容をよく紹介したブログがありましたのでリンクを載せておきます。http://blogs.yahoo.co.jp/biwalakesix/archive/2009/8/9

 戦後64年たった今でもお体が痛み、治療を続けられていて、背中を圧迫すると痛むので、イスにも寄りかかることができないということでした。そんなお体で年間300回も講演され、海外にも出かけられているのです。決して楽なことではないでしょう、核兵器の悲惨さと核廃絶を訴えていくという使命感で動いておられるのだろうと思います。



 ニックブイチッチさん谷口稜曄さん、ご自身を越えたものに対して「使命感」を持って活動されているこのお二人は、まさしく「命」を「使って」、命を輝かせておられると思います。そのような方の話やビデオ自体が、人々に勇気を与えます。頭が下がります。私もその何分の一かでも、世の中のお役に立ちたいものだ思いました。お二人の存在に感謝します。
[PR]
by atanabe-coach | 2009-11-15 23:27
 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。11月になりました。月の前半は東日本では雪も見られるということです。体調管理に気をつけましょう。
 さて脳の取扱説明書とも呼ばれるNLP(神経言語プログラミング)のスキルをゴルフに活用した「心の状態管理でゴルフスコアが驚くほど伸びる5つのステップ」へようこそ。ゴルフ練習場ではすばらしい球が打てるのに、本コースではなぜか打ち方が変になって、ガタガタになってしまうあなたのための特集です。このスキルを使って10打改善を目指しましょう。
 では第8回目の始まりです。

*************************************
   コースで実力発揮するには腕ではなく心の持ち方がカギだった!!
 心の状態管理で
    ゴルフスコアが驚くほど伸びる
                   5つのステップ 

*************************************

ゴルフスコアアップの5ステップ 第8回:楽しむ 
 
 前回までで、ゴルフスコアアップの5ステップ 

   [Step1] 日常から心の基盤を作る
   [Step2] 好体験を心の栄養にする
   [Step3] 本番を妄想する
   [Step4] 本番で潜在意識を活用する
   [Step5] 結果を自分に役立つように解釈する


のそれぞれについて、一通りの説明をしました。今回は、[Step2] ~[Step5]の基礎となっている[Step1]日常から心の基盤を作るの意味をもう一度考えて見ましょう。

 連載の第2回目でゴルフでスコアアップするためには、普段から「強く明るく美しく」あれということをお伝えしました。もうすこし具体的に言うと、

   強く:自分をすばらしい存在と肯定して、承認する
   明るく:なにごとも起きたことをプラスに解釈する
   美しく:自分の周囲の人や起こった現象があってこそ自分があると感謝する


ということでした。

 [Step2]好体験を心の栄養にするでは、過去の好ショットを打てた能力が自分に備わっているものとして、すなおに認めようというものでした。これは、上の強く明るくの態度であるといえます。

 [Step3]本番を妄想するでは、次の本番でもそのようなショットがうてるとして、その状況を想像するものでした。これは、上の強くの態度です。

 [Step4] 本番で潜在意識を活用するでは、次の本番では自分を信じ、ミスショットがでても冷静に対応できると信じて当たるということでした。これも、上の強くの態度です。

 [Step5] 結果を自分に役立つように解釈するでは、本番のミスショットが出たときに、冷静に対処できると信じて当たるというに加え、そのミスが起こった状況から、よいところを探す、何のチャンスか考える、そして自分を成長させてくれるような事柄が起こったことに感謝するということでした。これには、上の強く、明るく、美しくがすべて入っています。


 さてここで、ゴルフをプレーするにあたって最も重要なことがあると私は思います。それは

        楽しむこと 

です。いろんな雑念が入って集中できなかったり、期待する結果と合わないとくさってしまったり、人はいろんな反応をします。でもゴルフをすることを楽しむこと自体が本来の目的でしょう。

 「今日、私はゴルフをどのように楽しめるだろうか」
 「この状況はなんのチャンスだろうか」
 「状況を望む形にするためには、どうすればいいのだろうか」


という問いをもつことが、プレーをぐっと楽しくすることでしょう。

 
 でも、「強く明るく美しく」あろうとすること、「楽しむこと」って、そう簡単にできることではありません。完璧にできるという領域に到達することは不可能と思いますので、私たちにできることは、そのように生きることを目指すよう努めるということです。昨日より今日、今日より明日の自分が少しずつこんな意識の持ち方に近づければいいですね。

 でもそうなった自分を考えてみると、ゴルフだけではなくて、いろんな局面でパワーアップした自分を見つけることができるでしょう。

 人生の質もきっと上がることと思います。楽しめる人生をめざしましょう。

                                          <連載終わり>
*************************************
  8回にわたった「心の状態管理でゴルフスコアが驚くほど伸びる5つのステップ」の連載をこれで終わります。連載中にスキルをご紹介したNLPは、そのスキルを学ぶものではなく、まさしく人生の質を上げるために、心のあり方(マインドセット)をよりよくするものです。また形を変えてご紹介していきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
 なお、この連載を読んでのご感想や実践していただいた結果などをコメントでご報告いただくと大変うれしいです。

[PR]
by atanabe-coach | 2009-11-01 12:08
←menu