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 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。今回から数回にわたって、「心の状態管理でゴルフスコアが驚くほど伸びる5つのステップ」を連載してみます。6月14日の記事の終わりのほうで「プラス思考をしてゴルフが大変楽しく感じたこと」を紹介していますが、この延長の記事となります。けっしてゴルフのテクニックを論じるつもりはありませんし、私にはできません。心の持ち方で実力がこう出せるという内容なので、ゴルフをなさらないかたも楽しめると思います。
 では、さっそく行ってみましょう。

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   コースで実力発揮するには腕ではなく心の持ち方がカギだった!!
 心の状態管理で
    ゴルフスコアが驚くほど伸びる
                   5つのステップ 

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ゴルフスコアアップの5ステップ 第1回:練習場とおりに打てたら 

 ゴルフをされる方なら誰しも、「ゴルフコースで、この前のゴルフ練習場で打てたように打てたら、スコアがもっともっとよかったのに」、という思いを持った事がおありと思います。しかし、ゴルフには「たら・れば」は禁止といわれるので、このことを実際に口にされる方はあまりいないでしょう。また一定の経験を持つと、「練習場のようにコースで打てるわけがない」という信念ができてそれが当たり前になってしまっていると思います。私のようなあまりうまい方ではない一般的なプレーヤーは特にそうだと思います。
 もちろんレベルが上がって練習場のように打てることが当たり前の人たちもおられるでしょうが、この連載ではあくまで一般的なあまりうまくないプレーヤーを想定しています。自分はしっかり実力が出せるよという方にはつまらない内容だと思いますのでお断りしておきます。

 私は練習場は嫌いです。それでも行かないとスキルがあがらないので頻度は多くありませんが通った時期もあります。最近はコンペの前に1、2度行くだけです。行ってやることはそれぞれの番手のクラブで数球打って感触を確認する+アプローチの練習でだいたい100球くらいしか打ちません。一応練習場ではまっすぐ、自分の思う場所に打てることを確認し、そのフィーリングを感じるだけにしています。
 で、こんな状態でコースに出るとどうだったか、ティーショットのドライバーがまずうまく打てれば、あとは何とかなるものの、それが横にそれだすと、セカンドショットはライ(足元の地面の傾き)が悪い、深いラフにかかるなど、条件が悪くなればなるほど、もう冷静に打てなくなり、どんどん土壷にはまって大たたきということがしょっちゅう起こっていました。それでここ数年は110~120というスコアだったのです。ゴルフの経験は長いのに情けないものです。
 練習場ならうまく打てるのになぜコースではだめなのか、練習場のようにコースで再現できればかるく10~20打はスコアが改善されるのに、自分は心が弱いのかとクヨクヨ思うこともありました。根性物語ならここで、毎日練習場で1000球打ち込んで、体に覚えこませて、自信もって、安定したスコアがでるようになりました・・・というストーリーになるのでしょうが、今回はそうではありません。

 ではどういう話なのか・・・これは私がNLP(「神経言語プログラミング」。脳の取扱説明書とも言われる、人間の意識とコミュニケーションを研究した実践的な心理学的体系です。)を学びだしてから、自分なりにNLPに出てくる「心の状態管理」をゴルフに応用した結果なのです。じつは腕ではなく、心のトレーニングをすることによって練習場での実力をコースで出せるようになったという話なのです。ですから練習場でもうまく打てない人はまず練習場でうまくなってから応用してください。

 前置きが長くなりました。アベレージゴルファーなら、練習場のように打てればスコアが大幅改善ということには大いに共感していただけるものと思います。その方法を5つのステップに分けてご紹介していきます。その5つのステップとは・・・

   [Step1] 日常から心の基盤を作る
   [Step2] 好体験を心の栄養にする
   [Step3] 本番を妄想する
   [Step4] 本番で潜在意識を活用する
   [Step5] 結果を自分に役立つように解釈する


 なお、この方法は、万人に効果のある方法とは思っていません。効果はいかほどだったか皆様からのフィードバックがいただけるとうれしいです。
 では次回は[Step1]日常から心の基盤を作るを詳しくご紹介します。
お楽しみに。
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 来週からシルバーウィークが始まります。皆さんはどこかへお出かけされますか?
 私は、ちょっと前に皆既日食で有名になったトカラ列島(屋久島から奄美大島の間にある列島)に現地4泊のダイビングツアーに行ってきます。こんなに長いダイビングツアーに行くのは2002~2004にインドネシアでばりばり潜っていた頃以来で、今からワクワクしています。水中での写真をバンバン撮ってきて、このブログにもいくつか掲載します。
 台風と新型インフルエンザだけが気がかりです。今回から始めたこの連載、ダイビングツアーの前に出せるかな?
 では、お元気で。

# by atanabe-coach | 2009-09-13 23:08

将来チラシ   _f0142717_003168.jpg
 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。今日は衆議院選挙の投票日でした。昼間投票所の小学校に行くと車の列で駐車できず。今までの選挙ならこんなことはありませんでしたので、皆さんの選挙への関心がよほど高かったのだと思います。今TVでは開票速報で民主党圧勝が報道されています。はたしてしっかりやってくれるのか、私たち国民はしっかり見ていきましょう。
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 今回は、最近田辺に起こったうれしいことを書いてみたいと思います。 

 田辺は少し前から北九州市がやっている、「生涯現役 夢追塾」に参加しています。これは50歳以上の人が対象で、セカンドライフの夢を描き実現していく塾なのです。40名が参加しており、下は51歳、上は75歳という高年者の集団で、半分以上の方はすでに現役を引退しています。何かをやりたいけど何をやろうかまだ見つからないという方々も多くいます。

 そん中で先日、皆の前で自分の夢を5分間語るというものがありました。最初に予選があり、田辺は2次に選抜されました。2次までは1週間の時間がありましたので、せっかくだったらもっと練ろうと思いました。

 まずはエバリュエーションプランを立てました。(エバリュエーションプランがどんなものかは、こちらをご覧ください) それは

 □(プレゼンが終わった後に)聞いてくれた皆さんが自分の夢の応援団になっていただく

というものです。それには田辺の夢(「モチベーションアップコンサルティング」を本格的にやる)に十分共感していただかなければなりません。したがって

 序破急(おや・まあ・へー)の構成にする。
 自分の体験を入れる。
 話す内容に加え、話し方にも配慮する。


などの工夫を入れました。まあまあうまく企画できそうだったのですが、いまひとつ物足りない。・・・そうだ夢の内容の説明図を書いた紙がほしいと思いましたので、それを準備するならいっそのことチラシ形式にしてしまえ、と思いつき、たぶん乗っていたのでしょう、あれよという間に自分を売り込む将来チラシを作ってしまいました。

 田辺は2年前から、自分の将来の名刺を持ち歩き必要な場面では、それで自己紹介をしてきました。これは2年前についたコーチの方から、「将来はパーソナル名刺を作りたい」と田辺が言ったことに対して、「なぜそこまで待つ必要があるのですか。今作ってはいけない理由は?」と問われて、「いや、今作ってもいいんだ」という気づきを得て作ったものです。この将来名刺は夢の実現に向かう行動を加速してくれました。以来周囲の皆さんに折に触れてお勧めしてきました。

 さて、今回はじめて作った将来チラシも、夢に向かうモチベーションをぐっと上げる効果が大きいように感じます。先週まで続けた「ヤル気のヒキダシ」でも目標達成イメージを描くことや、なりきること・妄想を描くことが、目標達成のために重要であることはお伝えしています。将来名刺に加えて将来チラシというツールも目標を達成したい皆様に強くお勧めしていきたいと思います。

 おかげさまでプレゼンはこのチラシのおかげもあって、まあまあ満足のいくできだったと思います。しかしプレゼンの良否よりも、けっしてできはよくなくともこのチラシを作ったことで、夢の実現がより高まったことがうれしく感じられました。

将来名刺と将来チラシなど、自分の夢を妄想するツールが、実現への行動を加速します。

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 <冒頭の図>将来チラシの一部:MSオフィスのクリップアートの図を借用して作りました。

 今回のプレゼンでは他の方の夢もお聞きしました。その中で75歳になるKさんという女性の話には感動しました。70歳を過ぎて昼間は高校に通い、今年は卒業の年だそうで、福祉大学に進まれる夢をお持ちです。私は生きていることがうれしい、歳をとったことが自慢ですと語るみずみずしさと、ご自分が人のためになることなら何でもやっていくというやさしさをお持ちの方です。がんばっていただきたいと思うとともに、自分もそのように美しく歳をとりたいものだと思いました。

# by atanabe-coach | 2009-08-30 23:40
ヤル気のヒキダシ第23回(最終回):ヤル気のヒキダシまとめ _f0142717_23304753.jpg

 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。 まだ残暑がきついと感じたり、ときおり秋を思わせる過ごしやすい日があったり。過ぎ行く夏を少し感じますね。ギラギラ暑い夏が大好きな田辺は少しさびしく感じています。
 今回は、連載「ヤル気のヒイキダシ」の最終回となります。では、お楽しみください。

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読んでトクする連載特集
          「ヤル気のヒキダシ」

やる気引出しプロデューサー・田辺 晃がお送りする、読んでトクするブログです。あなたのココロにヤル気のヒキダシをつくりましょう。
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第23回(最終回):ヤル気のヒキダシまとめ

 このヤル気のヒキダシでは、まずヤル気とは何か、ヤル気の効用、ホルモンとの関係を見た後、ヤル気を高める個別の方法について見てまいりました。今回は最終回として、ヤル気を高める方法について整理をしてみたいと思います。

 ヤル気を高めるとは、結局「ものごとをなす」ことにおいて、「なかなか着手できない」ことを解決することであり、また1回限りで完了しないものについては、「着手したものの継続しない」ことを解決することです。まず、この2つの面から、前回までご紹介してきた個別方法を分類してみます。

 着手できるようにする
  ├ハードルを下げる
  │ ├とにかく少しだけやってみる
  │ ├やりかけにしてみる
  │ └目標を細分化し、最初の目標を低くする
  └意欲を上げる
    ├目標達成時のイメージを強く持つ
    │ └目標とする人・姿になりきる
    ├メタ目標(その目標の向こうにある目標)を持つ
    ├自分を超えた上のレベルから目標を見る
    │ ├だれのためにやるのかを考える
    │ └使命感を持つ
    └それについてのよいところを見つける
      └プラス思考で捉える

 継続できるようにする
  ├達成した喜びを増幅させる  
  │ ├進捗を実感させる
  │ │ ├目標を細分化する
  │ │ └進捗が見えるようにする
  │ └褒美を設定する
  │   ├物質的報酬を設定する
  │   ├精神的報酬を設定する
  │   └好きなものを絶つ
  ├退路を断つ
  │ └自分を追い込む
  │   ├〆切を設定する
  │   ├目標を公言する
  │   └身銭を切る
  └続けるしかけをつくる
    ├習慣化する
    │ └心理的プログラムをつくる
    ├忘れないようにする
    │ └目標を見えるところに置く
    └新鮮な感動を方法にしこんでマンネリ感を防ぐ
      ├いくつかの方法を準備する
      └やり方自体を改善していく


 と、こんなところでしょうか。


 つぎに、これらの方法がどのような原理で、ヤル気のアップにつながっているのかを見てみましょう。このシリーズの最初のほうでは、ヤル気の元ともいえるドーパミンなどのホルモンについてもご紹介しましたが、ここででは心理的(NLP的)な側面から検討します。

ヤル気を高める原理1:達成感と快感の循環の法則
 人間はものごとを達成すると快感を感じます。これは実際に達成しなくても、達成したことを想像することによっても引き起こされます。そうすると対象に向けての意欲が高まり、それが行動に向かうことになります。行動が起これば、何がしかの結果が出、それによってまた達成感を感じるという好循環が起こります。
 この原理が当てはまるものは、「とにかく少しだけやってみる」「最初の目標を低くする」「目標達成時のイメージを強く持つ」「進捗を実感させる」「褒美を設定する」が上げられます。

ヤル気を高める原理2:感動による快感増強の法則
 やろうとすることについて、それが自分や周囲に人に与える影響、その先にある更なるレベルの状景などを考えることにより、意味合い、使命感、価値観などが浮かび上がります。それが心に感動を呼び起こし、その感動が達成感(の予感)からくる快感を増強させます。つまり「ヤル気を高める原理1」の好循環をさらにパワーアップさせるのです。
 この原理が当てはまるものは「メタ目標を持つ」「自分を超えた上のレベルから目標を見る」「新鮮な感動を方法にしこんでマンネリ感を防ぐ」が上げられます。

ヤル気を高める原理3:空白の自動充填の法則
 意識の中に課題や疑問などの空白があると、人間の脳はそれを埋めようとします。これは無意識のうちにも行われ、その期間を経ることによってひとりでに解が求まったり(いわゆるヒラメキ)、意欲が高まったりします。その結果前進するハードルが低くなります。
 この原理が当てはまるものは「やりかけにする」が上げられます。

ヤル気を高める原理4:客観評価と主観解釈両立の法則
 起こっている、あるいは起ころうとしているものごとは、そのもの自体は意味を持たず、それを見る人の見方で解釈されます。情報は客観的に評価すべきでありますが、それを危機と考えるかチャンスと考えるかはその人の見方によるわけです。自分に有利になるように考えると意欲が高まります。
 この原理が当てはまるものは「よいところを見つける」が上げられます。

ヤル気を高める原理5:痛み回避行動の法則
 人の心は痛みを避けようとします。自分が追い込まれたり、人前で恥をかいたり、なんらかの補償を伴わせることについて、それが発生しないようにしたいという思いが、その方向の行動を引き起こします。これをヤル気の発揮に活用することが可能です。
 この原理が当てはまるものは「退路を断つ」が上げられます。



 まだまだ他の方法、他の原理があるのかも知れませんが、とりあえずこれがこの連載シリーズの結論です。読者の皆さんに何がしかの参考になれば幸いです。

 また連載の最初に、ヤル気の定義として「人が自ら欲してものごとに取り組む心のあり方」としましたが、もっと違う表現には思い当たりませんでした。ヤル気を高める方法も含めて読者の皆様からも他のアイデアをお寄せいただければと思っています。

 長い間、ご愛読ありがとうございました。次回からはしばらくフリーテーマの記事を掲載していきたいと思っています。今後ともご愛読お願いいたします。
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冒頭の写真は、「2000ピクセル以上のフリー写真素材集」からいただきました。
 昨日(22日)NHKBSハイビジョンで、全国から花火師が集い、その技量を競うことで知られる「全国花火競技大会(大曲の花火)」が中継されました。1万5000発の花火が雄物川上空に輝いていましたが、 今年は花火大会を楽しめなかった田辺はこの番組に見入ってしまいました。大変すばらしい花火を2時間以上も堪能できました。
 おかげで花火用語、「昇曲導付き」とか「三重芯」とか「菊・牡丹」なども覚えました。(興味のある方はインターネットで調べてみましょう。) 知識が増えるとその視点が加わりますので、より楽しく鑑賞できますよ。
ご参考までに、毎日新聞社にあった写真集のサイトを載せておきます。
http://mainichi.jp/area/graph/hanabi2009/index.html

# by atanabe-coach | 2009-08-23 23:15
ヤル気のヒキダシ第22回:未完了をためない _f0142717_15261422.jpg

 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。前回の更新が7月25日、すっかり間があいてしまいました。ちょっといろいろあって、さまざまな仕事がたまってしまいました。こんなことではやる気引出しプロデューサーは名乗れません。名誉挽回に、今回の経験から学んだことをアップします。
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第22回:未完了をためない
 
 ここ3週間は、ちょっと集中したいことがあって、そちらにエネルギーを注いでおりました。そのためこのブログの更新も含めていろんなことが溜まってしまいました。やるべきことがやれないことを未完了といいますが、未完了事項が溜まるとどうなると思われますか。

・・・それが気になって心に引っかかって来るということはありませんか。たとえば、そのために一番やるべきことに対しても集中力が欠けたり、他のことも含めてちょっと投げやりになったり。そしてますます未完了がたまってしまう。

・・・いかがでしょう。この過程は気がつく場合もあれば、無意識のうちにそうなってしまうこともあります。つまり未完了がたまると、それがますます増幅されるという悪循環が起こり、本当に取り組みたいことへの活動も鈍るのです。そんなことでは、創造的でエネルギッシュな生活は望むべくもありません。

 未完了はものごとに取り組む心のエネルギーを下げてしまいます。それを防ぐには
①まずは未完了事項をためない
②未完了事項がたまった場合は、すみやかにそれを片付ける

という行動が求められます。

 筆者はこの2~3日②の活動を行っています。この場合、やる項目を優先順位をつけて書き出す。すべてやるのではなく捨てるものも選ぶ。時間を決めてやる。といった方法があるでしょう。

 ②よりも①が重要なのはもちろんですが、溜めないということも難しい。そこで①に対する具体的な方法は
a.必ずやらなければならないことと、やらなくてすむことを決める。やらなくていいことはやらないと決める。やらないと決めたら、決してそれをやろうとは思わないこと。つまりきっちり折り合いをつける。するとストレスは溜まらない。
b.必ずやらなくてはならないことは、それがやり易くなる方法を考える。方法を簡略化したり簡単にできるように工夫する(方法の改善)。自動的にやってしまえるようにルーチン化する(プログラム化)。忘れないように状況が見えるようにする(見える化)、などを取り入れる。


 こうしていわゆる雑事にエネルギーをとられることなく、溜めずに完了させていき、そしてほんとうにやりたいことには精魂をこめて取り組むという状態ができるのです。逆に本当に実現させたい大きな目的があれば、小さなことを溜めないようにすることが大切です。


 ストレスが少なくなるように自分をコントロールすることが、創造的な自分をつくる基盤となります。

 これまでの「ヤル気の引出し」の記事を振り返ってみると、人生を掛けてやる大きな目標の達成へ向けてのヤル気についての記事もあれば、毎日やるべき雑事に対するヤル気もありました。このあたりは筆者も整理があまりできずに記事にしてきたと感じています。次回はこれを再整理してみたいと思っています。

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<冒頭の写真:穴から顔を出すコケギンポ@青美島。体長は数cm、頭にコケのような飾りがあります。> 8月12日に約1年ぶりにダイビングに行ってまいりました。(北九州市のダイビングショップかりゆしさんのファンダイビングです。) 写真はこのときに撮ったものです。 9月か10月に南の海にダイビングツアーに行きたいと思っているので、その足慣らしでした。久しぶりにやると、勝手がわからなくなっており、あわてたりドタバタしたり。でも一度やると落ち着けます。実践してみるということは大変重要なことですね。
# by atanabe-coach | 2009-08-15 15:44
 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。九州北部は昨日から大雨が降っています。つい先日までは水不足が心配されていたのに、皮肉なものです。亡くなった方も出ています。被害が大きくならないことを祈ります。
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第21回:視点を自分の上に置く

 あなたは自分の家族のために命を投げ出せますか?
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 いきなり、なんだ、この質問は・・・と驚かれたと思います。突然申し訳ありません。たとえば強盗が自宅に入った、家族がつかまりそう。そんな時、あなたが一家の主人であったなら、家族をかばいますか。子供がライオンに襲われる。そんな時、あなたがその子の父親(母親)なら、子供の前に立ちはだかって、子供をかばいますか。

 結構こわいシーンなので、100%の自信はないとしても、私だったらかばうと思います。自分の家族を守るのは、自分の務めであり、使命であり、定めであるという思いが心の中にあるからです。このようなシビアなケースでなくても、家族のためなら多少ムリをしよう、がんばろうという気になると思います。全ての人がそうとはいいませんが、これは筆者個人だけでなく大多数の人に当てはまるのではないでしょうか。

 このようなことは家族に対してだけでしょうか。家族を守るということは子孫を守るという本能からきているところもあるかもしれません。しかし家族以外に守るもの、仕えるものをもっている人の場合はどうでしょう。たとえば、沈み行く船と運命を共にする船長(子供のころ読んだ本にあったなつかしいストーリーです。) 日本の国民と国土を守るために死んでいった兵士の方々(筆者は軍国主義を賛美しているわけではありません。)・・・いささかエキセントリックな例示になりましたが、人間は、「誰かのため」「何かのため」という思いを持ったときに、勇気や力が出、行動も起こす、ということを申し上げたかったのです。

・・・ちょっと変な例ですね。もう少しわかりやすい例としては・・・
・子供たちが待っているから、この日曜日も朝起きしてグランドへ向かう(リトルリーグの監督)
・お客様が楽しみに待っていてくれるから、今日も配達する取次ぎに伺う(クリーニングの取次ぎ業)

 このクリーニングの方は、筆者が実際に知っている方です。十数年ご家庭を回ってクリーニングの取り付きをしておられますが、おばちゃんやおばあちゃんが待っていてくれて、いろんな話をしたり相談に乗ったりするのだそうです。心のセンタク屋さんなのです。

 さて、ロバートディルツという先生が「ニューロロジカルレベル」という概念を提唱しています。これは、人が変化を起こしたり、学習をしていく際の心理的な階層構造を表したものです。(あるサイトに簡単に紹介されていますので、ここで説明するよりそちらをみていただきたく、ここにリンクを張っておきます。) 最上位レベルに「スピリチュアル」という階層があり、これは自分を超えるものという位置づけです。この中には下位から「市場」「社会」「地球」「宇宙」と書かれていますが、「家族」や「地域社会」「チーム・仲間」「会社」なども入れることができるでしょう。そして人間はこことつながっている感覚をもてた時に強くなれるのです。上記の例はこれに該当します。

 自分が何かをやりたいと思うとき、その意味づけや目的を考えると、強いモチベーションが沸きます。それにとどまらず、そのことにより自分が関係する相手における意味づけを考えてみる、そしてそこまで行って、その地点から自分を振り返って、目的を再定義する。 すると、さらに強いモチベーションが勇気とともに沸いてくるのです。

 それはだれのためにやるのか?・・・自分を超えたレベルから自分を見ることにより、勇気とヤル気がでてきます。

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 昨日は関東方面で、中堅社員の皆さん約20名にチームマネジメントの研修をやってきました。部下や後輩との効果的なコンタクトの仕方(コミュニケーション方法が主体)を中心テーマにゲームやロールプレーなど体験型の内容でした。受講者の皆さんは、入社数年目~管理職になる前のレベルの方々で、初めてこのような知識に触れた方も多く、たいへん参考になった、よかったという好評をいただき、うれしく思いっています。
 いい話を聞いた、で終わらないように、12月まで引っ張れる目標設定を仕込みましたが、この試みが功を奏すことが願いです。

# by atanabe-coach | 2009-07-25 11:27
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