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 このブログは、平日に投稿をアップとしていますが、本日は特別に投稿します。また最近は「上司がんばれ」シリーズの連載となっていますが、本日は特別号です。
 実は知人からとてもすばらしい物をいただいたので、読者の皆様にもシェアさせていただきたいのです。筆者からのクリスマスプレゼントと思ってお読みください。

 さて、それはなにかというと、コーチングの仲間からいただいた、ある人の講演の録音を聞いた感想です。録音そのものをお届けできないのが大変悔しく感じますが、仕方ありません。以下ちょっと長くなりますが、ご容赦ください。

   ***以下感想です***

 その方は、顧客満足で繁盛しているレストランのオーナー中村文昭氏です。氏のことは、今回初めて知りました。Amazonを見てみると2003年から本も出版されており、ちょっとしたブームにもなっていたようで、自分の勉強不足を感じました。まあビジネスのいい話を聞けるかなという程度の期待をもって聞き出しました。所要時間を見てみるとなんと2時間、こりゃ長いわ、と思いながら、始めの15分くらいは中村氏の生まれ故郷の話が出てきて、少しは面白いかなと聞いておりました。ところが開始後20分あたりから「目からうろこ」とはこのことと思われるような話の連続で、気がつけば2時間の講演が終了。感動と涙の2時間でした。あまりの衝撃に、すこし時間をあけてもう一度聞いてしまいました。筆者もセミナーとか自己啓発ものとかが好きですが、いままででもっとも印象に残った講演であったと思っています。


ちょっと粗筋を紹介します。

 自分探しで三重県の山林ばかりの故郷を飛び出して東京に出てきた若き中村氏は、自分のやりたい仕事がわからず土木作業員とドーナツ作りのアルバイトをしながら、もんもんとした日々を送っていた。ある日焼き鳥屋で、後の人生の師となる田端俊久氏と出会い、人生の目的、働く目的を問い詰められ、自分がなにも考えていないことを痛感する。「他人との比較で生きる人生はさびしい」と諭され、即座に田端氏に弟子入り、田端氏率いる野菜行商軍団に加わり、仕事と勉強と修行の集団生活が始まった。
 5人の弟子たちは、田端軍団の4大ルール「0.2秒での即座の返事・・・自分の都合をつべこべ考えない」「頼まれ事は試され事・・・頼んだ人の予想を上回れ」「出来ない理由を言わない・・・物事が出来ないのは、出来ない理由をしゃべるから」「『そのうちやる』といわない・・・今出来ることを探して体を動かす」のもとで、日々田端氏の薫陶を受けていった。そして、お客様の期待以上の満足を追及する行商の姿勢は、団地のおばちゃんたちの支持を受け、ファンを増やし、味方を作っていった。
 こうして行商が順調に伸びていき、軍団は六本木にバーを出すことになり、中村氏が一人でそのバーを任されることになった。全く経験のない中村氏はある有名ホテルのラウンジに4ヶ月のバイト修行にでる。最初は退屈な皿洗いであったが、田端氏のアドバイスにより、皿洗いの働き方を変えて「日本一の皿洗い、稲妻の皿洗い」をめざし、そこの料理長や職場の人々をファンにしてしまう。これも相手の予測を上回ろうという行動の成果であった。この後バーはそのラウンジの人々のバックアップで無事開店し、業績も向上した。
 そして「おまえはもう成長した」と田端氏に認められた中村氏は、3年半ぶりに故郷の三重県に帰って独自でビジネスを始め繁盛している。


 この講演の間にずっと出てくるのが師匠田端氏の人生哲学です。
・人生に夢と目的を持て、それが日々の行動を産み、その積み重ねが人間力を鍛える。そして人間力に優れた人間に、他の人々は惹かれる。情熱をもって一生懸命にやる人を、他の人々は応援してくれる。
・夢が探せていない人間は人を喜ばせて生きていけ。そして人の予測を上回る働きをせよ、そうすると自分にしかできない役割が回ってくる。結果として、なくてはならない存在になれる。
・出来ないと考えるな、出来ないというのは自分が決めている、今出来ることを考えよ、体を動かせ、体を動かさないと目前の景色は変わらない。開き直るとたいていのことは出来てしまう。
・つらいことは1月もすれば慣れる、それはあとでネタになる。あきらめなかったら失敗は全てネタ、失敗が多い分だけ話がドラマチックになる、「失敗先発隊」、喜んで失敗させてもらう。
・人の予測を上回る結果を出せば、自分を覚えてもらえる、その人の記憶に長くとどまる。その人が外でしゃべってくれる。
・商売は人と人とのつながりだ、人の後ろにもまた人がいる。お客様の支持を得れば、あの店から買いたい、あの人に会いたいと思ってくれる。
 
 これらの考え方を、田端氏から体の芯まで刷り込まれたことが、中村氏の成功の減点になっています。 筆者は、講演を聞きながら必死でメモをとっていました。ビジネスにも人生にも、しっかりと深く心に響きます。それにしてもこの田端という人は偉いです。若き中村氏に焼き鳥屋で、衝撃の質問を問い詰めたのは、田端氏が若干26歳の時だったそうです。現在は熊本県で賢人塾という精神修養施設の開設の準備をやっておられるそうです。

 そしてこの中村氏は今、伊勢市で手作り結婚式ができるレストランをやっています。そこの従業員は当然田端氏からうけついだ中村哲学を実践しており、広告宣伝費はゼロ、それでもお客様が口コミでやってきます。(この講演録を聞かせた筆者の娘も、ここで結婚式をしたいと言い出しました。)また全国各地で人のご縁を大切にする生き方などを講演して回っておられるます。ぜひ一度本物をライブでお聞きしたい、言葉を交わしたいと思いました。

 このような生き方が出来たらいいな、いやオレも今からでもできるかぎりはやってやそろう、とそういう、心に元気をもたらせてくれる話でした。氏の著作「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ」「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ(2)」をセットでアマゾンに即注文したのは言うまでもありません。読み終わったら感想をアップさせていただきます。
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by atanabe-coach | 2007-12-24 02:11
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