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ヤル気のヒキダシ第17回:自分を追い込む

 こんにちは、”やる気引出しプロデューサー”の田辺 晃です。6月になってクールビズのビジネスマンをよく見かけるようになりました。ネクタイを外した相手に向かうと、話しかけやすい気がします。自分がネクタイを外すと気分が軽くなります。ネクタイを取ることは、体温調節という意味だけでなく、開放感や相手に対する親近感を増す効果があるように感じます。
 これは潜在意識の中で、カジュアルなファッションと、過去の開放感・親近感に関係する体験が繋がっているからなのでしょう。

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読んでトクする連載特集
          「ヤル気のヒキダシ」

やる気引出しプロデューサー・田辺 晃がお送りする、読んでトクするブログです。あなたのココロにヤル気のヒキダシをつくりましょう。
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第17回:自分を追い込む

 今まで見てきたヤル気を引き出す方法は、自分にやりたいと思わせる方法でした。今回は、「やりたい」というようりも、「やらなくてはならない」と思わせる方法についてみてみましょう。

 おそらくだれにでも共通で思い当たることに、〆切が近くならないと何かをやらないということがあるでしょう。不思議なもので、まだ時間があると思うとどうしても手がつかないけれど、〆切が間近かになるとなんとかやってできていまうものです。

 これは、人間の脳は痛みを避け、快を求めるという性質があるからです。(NLPでいう脳の3原則の一つ「快・不快の原則」です。)〆切に間に合わないと、叱られたり、苦情をいわれたり、また他人からなにかの働きかけがなくても、バツがわるかったりします。これが脳にとっては苦痛と考えられ、この苦痛から逃れたいという意識が働くからです。あるいは、自分で〆切を設定した場合は、自分の中にある「〆切は守るべきものだ」という信念に反することになり、これが痛みと感じられることになるのです。

 このように何らかの制約を自分に与えて、それに反しないような状況をつくることが、「やらなくてはならない」と思わせる方法ということになります。具体的にどのようなことがあるかみてみましょう。

〆切をつくる:上にご紹介した例ですが、自分で自分に約束するのです。何事もいつまでにやるという期限を区切るという習慣をつけるといいですね。

公言する:〆切をつけるだけでは、いまいち力強さを感じない場合には、周囲に人「私は○○をいつまでにやる」と宣言してみましょう。宣言すると、その言葉を守らないとバツのわるい思いをすることになり、やらねばならぬという気持ちが高まります。

身銭を切る:なにかをやるときに、思い切って高い金を出してみましょう。たとえば、なにかを学ぶ際に、お金を払って学校に通う、少々高い本を買う、あるいは関連する本を数冊一度に買い込むということがあります。またなにかを始めるときに、道具などをごっそり買い込むなど。こうするとせっかく投資したのに、元をとらないと悔しい思いをすることになり、これが脳にとって苦痛になります。この場合は少々の金額だと、まあいいや、となるのである程度の金額である方が意欲が高まると思います。
例として、会社の研修を無料で受ける場合と、自分のお金を出して研修に参加する場合とでは研修に向かう態度が大きく異なるということはよく聞きます。

 以上のような例があります。
自分をやらなくてはならない状況に追い込むことによって、不退転の決意が高まります。

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 6日、7日と大阪に行ってまいりました。前回は3週間前、その後新型インフルエンザ騒ぎがあり、今度は大阪にいけるのかなという不安がありましたが、おちついてよかったです。すこし騒ぎすぎの感もありましたが、日本全体がこの経験からいろんなことを学んだと思います。ぜひ今後に活かしていただきたいものですね。
by atanabe-coach | 2009-06-07 23:59
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