褒める技術1  褒めることができない日本の上司

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 先週は、「叱る技術」というテーマで記事をアップさせていただきました。となれば、その対極の「褒める技術」についてもアップしない訳にはいかないでしょうね。
筆者が思うに、日本の会社の上司は褒めることが本当に下手です。褒めている上司像というのはあまり見たことがありませんし、彼らが褒めるようにも思えません。筆者の偏見かもしれませんが、そんな印象を日本の上司に持っています。

 なぜ日本の会社の上司は褒めることができないのでしょう。いや、これは上司と部下の関係に限ったことではなく、日本のオジサンについて言えることかも知れません。かくいう私もその一人でした。コーチングをはじめてからは、コーチングのセッションの中では相手を平気で褒めることができるようになりましたが、奥さんや子供たちについては、今でもなぜだか褒めることがなかなかできません。

 では、なぜ日本のオジサンや上司は褒めることができないのでしょうか。筆者の推測した原因です。

A:精神的な立ち位置によるもの
A-1.日本の男たちは、感情を人前で表すのを男らしくないと教育されてきた。褒めることもなんとなく面映く、恥ずかしい。
A-2.会社に入ってから、自分の上司からもハッパばかりかけられてきた。上司はハッパかけるか、怒る(叱るでなく)もんだ。
A-3.仕事は歯を食いしばって頑張るものだ。部下は褒めなくても頑張らねばならないのだ。

B:褒める基準が高いことよるもの
B-1.上司から見たら部下は当然レベルが低い、そんな低い部下を褒められるはずがない。
B-2.そもそも部下はこれくらいのレベルであってほしい、しかしそれに全然とどいていない、そんな状況で褒めることはできない。

C.威厳を保つため
C-1.下手に褒めると付け上がる。男がなめられる。だから褒めない。
C-2.部下の機嫌をとるようなベンチャラは言いたくない。

D.褒めない体験からきたもの
D-1.褒めるということがない環境で過ごすうちに、そもそも褒めるという発想自体をなくしてしまった。
といろいろ考えられました。

 もしあなたが褒められないオジサンや上司であったら、なぜ褒められないか考えていただけませんか。上の項目に該当しないものがあったら、ぜひコメントをお送りください。

 褒めることの重要性は、実はかなり昔から言われています。有名な山本五十六元帥の言葉があります。「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
これを見ると、褒められない理由は、実は自分たちに褒めて見せる人がいなかったため?、褒めてくれる人がいなかったため? そんな理由も浮かんできます。以下を付け加えます。

D-2.褒めた人を見たことがなく、また褒められたことがない。
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by atanabe-coach | 2007-07-23 00:18
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