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視点を変える2  3Dで変えてみる

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 視点を変える方法うち主として悩みを解消するのに効果のある方法です。
あなたが悩んでいるとします。それは対人関係かもしれません、仕事に対する自分の進め方かもしれません。あるいは何事に対する向き合い方かもしれません。

 さて、通常はあなたの意識はあなたの中にあります。そのときに、あるいはその後で記憶として、自分の行動とそのときの状況やその行動による結果を自分の心で感じ取ります。このとき自分の心がマイナスの方向にあると、本来マイナスでない情報をもマイナスにインプットしてしまうことや、マイナスに思い出してしまうことがあります。

 本日ご紹介する方法は、視点は3Dで振ること、つまり意識を自分の中ではなく、外に出して3次元で移動して見ることによって、自分の感じ方をコントロールしようというものです。

 そうは言ってもいったいどうやるのでしょうか。それはまずその場面で自分を外から見てみましょう。例を示しますと

①数メートルはなれて他者として自分を見てみる。
②話している相手になって自分を見てみる。
③自分の行動はそのコミュニティーにおける役回りだとして、観客席から自分を見てみる。(もう一人の自分が舞台で演劇を演じているように)
④自分を天井から見てみる。(幽体離脱のように)
⑤ビルの上や上空から建物を透かして自分を見てみる。(映画のように)


 あるクライアントさんが、苦手な人への対応で悩んでいましたが、①の方法を試していただきました。
・まずは目をつぶっていつものようにその人と話すときの状況を思い浮かべていただく。
・次に自分を相手が話している場面を他者になって見ているとして思い浮かべていただく。
こうして両者を比べていただくと、後者のほうでは、今まで自分がもっていた思いがとても小さなものに感じられて、気にならなくなったということでした。後者の視点で見るようにして1週間後にその後どうですかとお聞きすると、かなり心が楽になったといわれていました。

 このようにつらいことは一人称の自分ではない視点で思い出した方が楽なのです。逆に楽しいことと、嬉しいことは、そのままの一人称の自分で受け入れるほうが、プラスの思いが大きくなります。

 上述の①~⑤の方法は、自分が抱えている問題の規模を小さくし、その分エネルギーを他の面に向けることができる方法なのです。


<写真はシロウミウシ>
by atanabe-coach | 2007-09-04 00:12
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